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こんにちは。重度障害児の母、たんぽぽ母ちゃんです。
1人目のお子さんが障害児だった場合、
「障害児だからこそ、兄弟を作ってあげたい」
という思いもあれば、
「２人目もまた障害児だったらどうしよう？」
という不安にかられる場合もあるでしょう。
今回は、きょうだい児の考え方について、触れてみたいと思います。
障害児がいる場合の2人目、3人目は？〜きょうだい児への配慮と考え方〜
きょうだい児を作る上で考えるべきこと
まずは、兄弟を作るかどうか考える上で、障害になるものを考えてみます。
◯障害が遺伝性のあるものかどうか
自閉症やADHDなどの発達障害の場合、
もちろん、両親になんの障害もない夫婦から、
偶発的であれば問題ない場合も多いですが、
また両親のどちらかが遺伝子の病気を持っている場合、
このように、
ただ発達障害などのない健常児であっても、出産時のトラブルで障害をもったり、生まれてから事故や病気になることもあります。
一人目のお子さんが偶発的に障害をもった場合は、考え過ぎないことも大切です。
◯金銭的問題
次に、ご家庭の子育てにかけられる費用の問題があります。
これは健常児でも考える問題ですが、
ただ、障害が重ければ重いほどお金がかかるというものではなく、
福祉サービスの利用も、収入によって上限が設けられているため、
こちらの記事に、デイサービス等の福祉サービスにかかる料金について書いています。
教育費に関しては、
きょうだい児にしっかりとした教育を受けさせたいと考えるのであれば、
障害児を育てるのにかかるお金やもらえるお金については、こちらの記事にまとめています。
◯親なき後の問題
障害児の場合、親なき後施設等に入ったとしても、
障害が重い場合には、手帳や福祉系の書類の更新など、
法定後見人や認定後見人と呼ばれる、財産等の管理を外部の人間に代行してもらえる
きょうだい児に負担をかけたくない場合は、
必ずしも、家族が障害者の全ての管理をしなければいけない、
◯きょうだい児の結婚の問題
障害に遺伝性が強い場合、または偶発的だとしても、
ただ、結婚はお子さんの問題であり、
今から心配してもどうにかなることではないのですし、
本人の価値よりも家族や体裁で価値を決めるような相手はこちらから願い下げ、という考えもあります。
そうなった時はそうなった時。本人たちの問題でもあります。
お子さん自身の判断を信じ、今のあなたは考えすぎないようにしましょう。
◯あなた自身が子どもを欲しいかどうか
次に、あなた自身の気持ちを考えてみましょう。
親なき後や将来のことを考えることも必要ですが、
きょうだい児として産まれたお子さんは、
でも、人は命あって生まれる事に等しく価値があり、
あなたが心から子どもを欲しいと感じるなら、余計な不安は捨て、
案ずるより産むがやすしという言葉があるように、実際にきょうだいが二人になった我が家でも、どうにもならないというような状況にはなっていません。
むしろ、生んでよかったなぁと思うことのほうが多いものです。
◯2人目以降に障害があっても受け入れる覚悟があるか
人が事故に遭う確率が0ではないように、
もしも次のお子さんが障害を持って生まれても、
私自身も三人目の出産では、そこだけは覚悟をして産みました。
筆者の場合の体験談
我が家は、第一子が難病のある重度障害児で、
参考までに、私自身の体験談を載せておきます。
◯2人目
2人目は、あまり考える前に授かりました。
2歳差ですが長男はずっと赤ちゃんで泣いてばかりいたため、
病気入院も多く、2人目の預け先にも苦労しました。
離乳食は長男の介助がメイン、2人目は1人で座らせ、
長男をデイサービスに行かせる時間が増えると、
下の子は女の子だったので、3、
妊娠当時は義母に反対されたり、
健常児の娘の成長によって、心が救われた部分も大きいです。
◯3人目
3人目は計画的に、2人目が５歳の時に出産しました。
ただ、
2人目がだいぶしっかりしてきていたので、
ただ大きなお腹での介護は大変で、
7歳になった長男は、
ヘルパーやショートステイも利用するようにして、
福祉サポートを利用することで、
私の経験からのアドバイス
◯年齢差について
健常児でも、2、3歳差での育児はとても大変です。
また障害児の身体が大きくなると、介護の負担が出てきます。
女性は子どもを産める年齢も限られているので、
年齢差が少ない出産は、毎日がドタバタで、
年齢差が空きすぎると、
◯緊急時の預け先を考えておく
妊娠出産は、急なトラブルもつきものです。
障害のあるお子さんの場合、
祖父母が近くにいないなど、頼れる人が近くにいない場合は、
病院では、家での看護が難しい場合に、
重度障害児で看護が必要な場合は覚えておきましょう。
また家以外の環境に慣れるため、
きょうだい児の気持ち
兄弟に障害があると、きょうだい児にとっては影響も少なくありません。
上記に結婚の問題を挙げましたが、
幼少期において1番の問題は、母親が障害のある子どもを優先し、きょうだい児が愛情不足で育ってしまうことではないかと思います。
障害児に手がかかることは仕方ないですが、
障害児のきょうだい児に起こる可能性のある、愛着障害については、こちらの記事にまとめています。
母親が1人で頑張りすぎない
きょうだい児にも等しく愛情をかけてあげるためには、
例えば、
障害を当たり前にする
きょうだい児が、障害を恥ずかしいと思う場合があります。
この場合、
うちでは、
下の子の繋がりのママたちにも、
そうすることで、下の子は「
実際に、娘も学校などで周りの友達に兄の病気のことを普通に話しているようです。
周りの人たちも、先に伝えておくことで理解してくれ、
大切なのは、あなた自身が障害のある我が子を「恥ずかしい」
まとめ
筆者自身三人の子どもを育ててきて、きょうだい児の必要性を強く感じます。
障害のあるお子さんの成長にとっても兄弟がいることは大きな刺激になります。
また、小さいうちの育児は大変ですが、お子さんが少し大きくなってくれば必ず、兄弟の存在が母親自身の助けになるでしょう。
お子さんが障害児のみの家庭の場合、どうしても視野が狭くなってしまうように感じます。
上の子が障害児だと、
あなたのお子さんがそうであったように、
障害のある上のお子さんが困らないようにだけしっかり準備をして
どうなるか分からない未来の事よりも、今のお子さんの可愛さ、
障害があってもなくても、命はかけがえのないものですよ。
私自身の育児の体験談は、こちらの記事に書いています。
障害児育児を辛いと感じている方は、こちらの記事も読んでみて下さい。
＞＞＞我が子の障害を受け入れるまでにかかる年数は？〜「悲しみの5段階」とは〜
また、筆者自身の経験から、悲しみをどう乗り越えて行けば良いのか、そのプロセスを書籍にまとめています。
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