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こんにちは、重度障害児の母、たんぽぽ母ちゃんです。
うちの息子の最近のお気に入りのおもちゃは、 オーシャンドラムという楽器です。
デイでは毎日オーシャンドラムで遊んでいて、 一度渡すと離さないのだそうです。
今回はこの、 オーシャンドラムを100均の材料で本格的に手作りしてみました 。
今回の記事では、100均の材料で作る、 手作りオーシャンドラムの作り方をご紹介します。
この記事の内容
オーシャンドラムを100均の材料で作ってみた【 本格的な手作りオーシャンドラムの作り方】
◯オーシャンドラムとは?
オーシャンドラムとは、ドラムの中にビーズの入った楽器で、 叩いたり、マラカスのように振ったりして遊びます。
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•障害児がオーシャンドラムを好むわけ
オーシャンドラムは、視覚・触覚・聴覚を刺激する楽器です。
中のビーズの動きを眺めることで視覚を刺激し、 ビーズのざーざーと動く響き、 ドラムの振動を手で感じ触覚を刺激、その音で聴覚を刺激します。
障害のある子にとって、好きな刺激が詰まった楽器なんです。
そのため、 療育施設でもこのオーシャンドラムを置いている所は多いです。
実際うちの子も、療育施設でリハビリに通っていた4歳頃、 何をしても泣いていたのに、 オーシャンドラムを出すと泣き止んで遊びだしていたりということ もありました。
それくらい興味を引く要素がオーシャンドラムには詰まっているん ですね。
◯手作りオーシャンドラムの作り方
我が家では何かが欲しいなーと思った時には、 まず手作り出来ないかを考えます。
私が手作りが好きなんですよね。
特におもちゃなどは、保育士資格を持つ者としても、 なるべく手作りで作ってあげたいなと思っています。
我が家がよく使うのが100均。
関係ないアイテムなども、 何かに使えるんじゃないかと思うとワクワクします。
(結果としてお金がかかりすぎてしまうこともあります。)
•100均で揃う材料
今回オーシャンドラムの材料に選んだのは、以下のものです。
- 厚めのプラ板 2枚
- カラー段ボール5色入り 1つ
- ビーズ 2種類
- 装飾用シール 2種類
ドラムの材質は、 もう少し薄くて大きいプラ板もあり迷ったのですが、 うちでは一歳児が上に乗ったりしそうなので、 厚い方を選びました。
制作のしやすさを考えると、薄いほうが良かったかもしれません。
薄いプラ板ならサイズも大きいため、 2枚の円を切り取っても一枚で済みそうです。
円の周囲の素材には、カラー段ボールを選びました。
使う向きを工夫すれば、縦の圧には強く、 曲線を作りやすい素材です。
ビーズはなるべく細かいほうが、 中で飛び跳ねて綺麗な音になると思います。
欲張って2種類買ってしまいました。
装飾用シールもおまけですが、キラキラ好きな我が子のためにと、 こちらも2種類買ってしまいました。
合計は700円。
材料を改善すれば、プラ板、段ボール、ビーズで、 300円ほどで作れると思います。
段ボールも自宅にあるものを利用すればさらに安く済みますね。
•オーシャンドラムの作り方
①プラ板に型をとる
まずはドラムの大きさを決め、 プラ板を円形に切り抜く必要があります。
たまたま近くにあったカゴがちょうど良さそうだったので、 こちらを使用。鉛筆で薄く印をつけました。
②プラ板を切り抜く
鉛筆の線に沿って形を切り抜くのですが、 プラ板が思ったよりも厚く、これはかなり失敗でした。
カッターでは歯が立たず、 どうにかこうにかハサミで切り抜きました。( 親指の付け根が筋肉痛になりました。)
③ドラムの厚みに合わせ、段ボールを切る
次に、ドラムの厚みに合わせてカラー段ボールを切っていきます。
うちの子は噛み癖があるので、厚めに3センチにしました。
切った段ボールは後々ながく繋げるため、 慎重に幅を合わせて切ります。
5枚入りのうち、緑と黄色2枚分をカットしました。
④段ボールを繋げる
切った段ボールをセロハンテープで長く繋げていきます。
後々円形にすることで、縦の強度を増してやる作戦です。
⑤段ボールを型に合わせ円形にする
段ボールがつながったら、プラ板の型に仮止めしながら、 ピッタリ外周が合うように円を作ります。
後は余った段ボールを、内側に両面テープでくっつけていきます。
⑥プラ板と段ボールを接着剤で固定する
段ボールで円ができたら、プラ板と段ボールを固定します。
初め瞬間接着剤で止めてみたのですが、 意外に剥がれやすかったので、 しっかりボンドで固定することをお勧めします。
重しをして、半日〜一日ほど置くとしっかりくっつきます。
⑦ビーズを入れ、反対側のプラ板を固定する
片面がくっついたら、ビーズを入れてから、 反対側のプラ板も固定します。
またまた重しをして、しばらく置きましょう。
⑧シールで飾り付け
しっかりくっついたら、シールで装飾します。
せっかくなので、6歳の娘にシール張りをお願いしました。
これでようやく完成!
手作り感は満載ですが、割と本物に近い雰囲気で、概ね満足です。
息子も気に入ってくれたようです。
•反省、改善点
プラ板を厚くしすぎたことは失敗でした。
カットが難しい他、透明度が低く、 ビーズがよく見えなくなってしまいました。
切り口も汚くなります。
固定は瞬間接着剤やグルーガンも用意していましたが、 ボンドが一番確実だと思います。
我が家では、初め瞬間接着剤で固定したものはすぐに分解され、 ビーズバラバラ事件が起き大変でした。
◯オーシャンドラムの遊び方と音
オーシャンドラムの遊び方に決まりはないので、 叩いたり振ったり、好きに遊びましょう。
以下に我が家で作ったオーシャンドラムの様子を載せておきます。 ↓
◯オーシャンドラムの簡単な作り方
我が家では頑張って本物に寄せてみましたが、 もう少し手軽に作りたいという場合は、100均の小物入れや、 ファイルケースなどを利用すると簡単です。
シールでデコレーションすれば、 オリジナルの可愛いオーシャンドラムができますよ。
まとめ
オーシャンドラムは、障害の重いお子さんでも楽しめる楽器です。
本格的に作ると少し手間はかかりますが、 長く楽しめる手作りおもちゃになりますよ。
ちなみにオーシャンドラムは購入してもそこまで高くないので、 障害のあるお子さんへのプレゼントにもおすすめですよ。
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その他、このブログでは障害児向けの手作りおもちゃや遊びを色々紹介しています。
手作りオーシャンドラムは、 スヌーズレンに取り入れるのもおすすめですよ。
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