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障害児におすすめの絵本【発達に合わせた絵本の選び方】

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こんにちは、重度障害児の母、たんぽぽ母ちゃんです。
 
障害児を育てられているお母さんたちは、絵本って読んでらっしゃいますか?
 
絵本は言葉の認識発達を促進するだけでなく、母と子の触れ合いの体験になり、心を育てると言われます。
 
絵本の効果は様々あり、育児に取り入れたいと考える方も多いと思います。
 
幼稚園教諭・保育士としての経験から言わせてもらうと、絵本は発達に応じた内容を選ぶことで、更に発達を促す効果が期待できます。
 
今回の記事では、障害児向けに、発達に合わせた絵本の選び方をご紹介します。
 
お子さんにどんな絵本を選べば良いか分からない方は、参考にしてみてください。
赤ちゃんに難しい言葉で話しても伝わらないように、絵本も発達に合わせて選んであげると理解もしやすくなります。
 
発達段階ごとの興味関心に応じた内容の絵本を選んであげると、お子さんが絵本の内容に興味を持ちやすくなり、そこから心の発達や言葉の理解に繋がるでしょう。
 
この記事では絵本によって得られる効果や発達段階ごとの絵本の選び方を紹介していきます。
 

◯絵本が発達に及ぼす効果とは

・言葉の発達を促す

絵本には様々な「言葉」が散りばめられています。
 
子どもが言葉を理解していくためには、日常の中で親が子どもに様々な言葉をかけてあげることが大切になります。
 
絵本を通して様々な言葉に触れる機会を与えてあげると、言語の発達・理解を促すことに繋がるでしょう。
 
お子さんからの発語がなく、言葉の理解が進んでいないように見えても、沢山の言葉をかけてもらったお子さんは、必ず自分の中にコトバを貯めています。
 
障害のあるお子さんでも、伝え方が分からないだけで、実は色々なことを理解していることもありますよ。
 

・母親との心のつながりを作る

お子さんが小さい時期には、母親との温かいかかわりによって愛着と呼ばれる心の基礎が形成されます。
 
母親の温もりを身近に感じながら優しく語りかけてもらえる絵本の時間は、お子さんの心に安心感を与えます。
 
愛着形成は以後の発達の基礎となるもので、これによりお子さんの心は安定し、大きくなってからの根本的な自信にも繋がります。
 
障害児の場合も、「自分は守られ愛されているという感覚は発達に良い影響を与えます。
 
うちの子の場合も、何年も母子としての心の繋がりを感じられず苦しんでいましたが、4歳頃になって初めて息子から「甘える」といったアクションが出てくるようになりした。
 
それまでは毎日読んでいた絵本も語りかけも意味がないように思えていましたが、息子の中ではゆっくり少しずつ、心が成長していたのだと思います。
 

・感情の理解と共感を育てる

ある程度言葉を理解するようになったお子さんであれば、絵本を通して感情の理解や共感を育てることができます。
 
物語を通して「うれしい」「かなしい」といった感情を知り、母親からの「悲しいねぇ。」といった語りかけによって、共感がそだっていきます。
 
絵本はコミュニケーションの基礎となる共感や相手の感情の理解を育てるのです。
 

◯発達段階ごとの絵本の選び方

障害児の場合、発達の仕方には偏りがあり、定型発達のお子さん向けの目安となる対象年齢では絵本を選ぶことができません。
 
お子さんの発達に合わせて絵本を選ぶのであれば、今お子さんがどんな発達段階なのかを理解し、それに合わせた絵本を選んであげると良いでしょう。
 
以下に示した段階は、主に重度障害児向けに、1歳前後までの発達段階を細かく分けたものです。
 
うちの子の場合も、発達テストでは1歳を超えることはありませんが、発達にはバラつきがあるため、何ヶ月程度の発達と言い切れるものでもありません。
 
以下に示したような発達段階の目安から、お子さんに今どのような絵本を選べば良いのかを参考にしてみてください。
 

・自分の内面にしか興味がない時期

生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ自分の外側の世界に気付かず、自分の内側の感覚のほうが優位になります。
 
うちの子も何年も目が合わず、自分の外側の世界に気付けない状態でした。
 
重度の自閉症のお子さんなども、この時期が長く続くようです。
 
そのような段階のお子さんでは、まず自分以外の温かい存在に気付けるような働きかけをしてあげると良いでしょう。
 
絵本は赤ちゃん用の短いもので良いので、なるべく毎日読み聞かせてあげると良いです。
 
お子さんによっては何年もかかるかもしれませんが、外の世界へと興味を向けるきっかけとなるでしょう。
 
【おすすめの絵本】
・くっついた

赤ちゃんとママが肌をぺったんとくっつけるようすを描いた絵本です。読みながらお子さんと実際に「ぺったん」と肌をくっつけてあげると良いでしょう。
 
・あがりめさがりめ 

あがりめさがりめ、げんこつやまのたぬきさんなど、誰もが知っている遊び歌が挿絵と共に描かれています。
 
・えんやらりんごの木

昔からある絵本ですが、詩のリズムが歌のようなので、節をつけながら読むと歌を聴いているような楽しい気分になるでしょう。
 

・色や形に興味を持つ時期

生まれたばかりの赤ちゃんは視覚もまだ未発達です。
 
視覚が未発達な赤ちゃんが一番に興味を示す色って何色だと思いますか?
 
それは、「赤」です。
 
生まれたばかりの赤ちゃんのように、視覚が未発達なお子さんの場合、絵本は赤や青、黄色などの原色を使ったものを選ぶと絵を認識しやすくなります。
 
背景には色がないほうが良く、絵の輪郭がはっきりしたものの方が見やすくなります。
 
お子さんと目が合わない、どこを見ているか分からないような場合、お子さんの視覚がまだ未発達なのかもしれません。
 
その場合はカラフルではっきりした色合いのものを選んでみてください。
 
【おすすめの絵本】
・いっしょにあそぼ しましまぐるぐる

明るい色とはっきりした形が見やすい絵本です。
 
・ごぶごぶ ごぼごぼ

面白い擬音と色んなまるが出てくる絵本でしは。
 
・だるまさんシリーズ

繰り返しとシンプルな構図で子どもの興味を引き、障害のあるお子さんにも人気の絵本です。だるまさんの赤も、捉えやすい色です。
 

・言葉に興味を持つ時期

言葉に興味を持つ時期には、リズムや語呂の面白い絵本を選んであげると良いでしょう。
 
言葉に興味を持つ時期には、お母さんの言葉を真似したり、絵本の言葉をじっと聞くようになります。
 
模倣は言語理解の発端となるのです。
 
模倣が出るようになったら、積極的に絵本を読んであげることで、更に言語発達を促すことができるでしょう。
 
【おすすめの絵本】
・じゃあじゃあびりびり

身近なものの音がはっきりとした絵で描かれている絵本です。身近なものの名前を覚えるきっかけにもなるでしょう。
 
・もこもこもこ

不思議な擬音が沢山でてきます。音の響きが面白い絵本です。
 
・わんわん わんわん

動物たちの可愛い泣き声が沢山出てきます。動物の鳴き声も真似しやすく興味を引きやすいでしょう。
 

・人の顔を認識する時期

人の顔をじっと見るようになれば、人の顔に興味を持っている証拠です。
 
この段階では、いないいないばあなどの遊びを喜ぶようになります。
 
お子さんからの働きかけによってやりとり遊びが出来るようになると、心の発達もぐんと進むでしょう。
 
いないいないばあの絵本は種類も様々ありますので、色々試してみると良いでしょう。
 
【おすすめの絵本】
・いないいないばああそび

怪獣さんや動物さんが順番にいないいないばあをする絵本です。最後には切り抜かれた部分に顔をはめ、ママの顔でいないいないばあができます。
 
・かおかおばあ

印象的な擬音と、インパクトのある顔の絵が面白い絵本です。ついつい次のページをめくりたくなってしまいます。
 
・おばけのばあ

おばけシリーズで有名な、せなけいこさんの絵本です。「ねないこだれだ」に登場するおばけがいないいないばあをしてくれます。
 

・ものの名前を理解する時期

ものの名前を理解する時期には、動物や食べ物などが登場する繰り返しタイプの絵本がおすすめです
 
絵本を使えば楽しみながらものの名前を覚えることができるでしょう。
 
お母さんが絵本を指差しながら、「これは、リンゴだね。美味しそうね」といったように語りかけてあげると、お子さんもより理解が進むでしょう。
 
【おすすめの絵本】
・くだもの

様々な果物が出てきます。リアルな絵に思わず食べる真似をしてしまう子も。果物好きのお子さんにおすすめです。
 
・やさいさん・くだものさん

しかけ絵本で、しかけをめくると別の形に変身します。他にも「くだものさん」「おはなさん」といったシリーズもあり、面白いです。
 
・ガタンゴトン

繰り返しが楽しい絵本です。セリフは少ないですが、ママが絵本を指差しながらお子さんに語りかけるようにすると楽しめます。
 

・感情を理解する時期

嬉しい、悲しいといった感情を理解できるようになってきた時期には、物語のある絵本を選ぶと良いでしょう。
 
物語は主人公に感情移入をすることで「共感」の力を育て、相手の感情を理解する能力を高めることができます。
 
【おすすめの絵本】
・かおかお どんなかお

怒った顔や悲しい顔、様々な表情が出てきます。表情に隠された「気持ち」を学習することができるでしょう。
 
・ノンタンの赤ちゃんシリーズ

ノンタンシリーズにもしっかり物語があるため、様々な気持ちを体験することができるでしょう。赤ちゃん向けのシリーズもあるので、そちらから入ると良いでしょう。
 
・せなけいこさんの絵本シリーズ

せなけいこさんの絵本シリーズでは、様々な教訓がテーマになっているので、絵本を通して「良いこと悪いこと」を学ぶことができます。
 

・視覚優位のお子さんに

発達障害のあるお子さんでは、視覚優位のお子さんが多いです。
 
視覚優位というのは、耳からの情報よりも目で見た情報のほうが理解しやすいというものです。
 
視覚優位のお子さんは、絵本だと物事を理解しやすくなります。
 
例えば、「トイレにいくよ!」という言葉の意味が理解できなくても、トイレの絵を見せれば理解できる、という具合です。
 
お子さんに覚えさせたい動作がある場合は絵本を利用すると、動作と言葉が結びつけやすくなります。
 
【おすすめの絵本】
・したく

可愛い絵で赤ちゃんがお着替えをしています。文字はないので、お母さんが自由にことばがけをしてあげられます。
 
・あけて・あけてえほん といれ

トイレが楽しくなるしかけ絵本です。
 
・はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!

歯磨きが楽しくなる絵本です。
 

◯絵本の読み方

絵本はただ棒読みにするより、少しだけ工夫をしながら読むと、よりお子さんの発達を促すことができるでしょう。
 

・問いかけ

あなたは、絵本を読むときにどんな語りかけをしていますか?
 
こう聞かれて、今あなたは自分がどんなふうに絵本を読み聞かせていたかを考えたと思います。
 
このように、言葉の途中に「問いかけ」を入れることも、お子さんを絵本に集中させるテクニックの一つです。
 
次は何が出てくると思う?
 
といったような声がけをしながら絵本を読み聞かせ、お子さんが主体的に絵本を楽しめるように工夫してみましょう
 

・指差し

ママが指差した所をお子さんも見ることを共同注視と言います。
 
この共同注視ができるようになると、自分以外の他人の言動に興味を持てるようになります。
 
共同注視は模倣や言葉の元となるものです。
 
絵本を読むときにはママが指を指して、
 
わんわん、可愛いね!
 
といったように、ママが話す言葉の意味を理解できるように、話している言葉はこの絵のことだよ、と指し示してあげてください。
 
そうすることで、お子さんは言葉には意味があるということを理解できるようになるでしょう。
 

・スキンシップ

絵本を読む上で大切なのは、母親との温かい関わりの体験です。
 
出来れば膝の上や抱っこをしながら、お子さんと同じ目線で読んであげてください。
 
また、スキンシップを交えながら絵本を読むこともおすすめです。
 
例えば抱きしめるシーンがある絵本であれば、絵本に合わせてぎゅーっと抱きしめてあげると良いでしょう。
 
母親との温かい触れ合いは、必ずお子さんの心に良い影響をもたらします。
 
絶対に毎日読まなければ!と気負う必要はありませんが、ママもお子さんのぬくもりを感じながら、一緒に絵本の世界を楽しめると良いですね。
 

◯お子さんが絵本を見てくれない時は

うちの子も、じっと絵本を聞いてくれるタイプではありませんでした。
 
頑張って読んでも心ここにあらずだったり、泣き出したり暴れてしまうこともありました。
 
どうしても嫌がる場合は、無理をする必要はないと思います。
 
お子さんの発達はそれぞれで、少し大きくなってから絵本に興味が出てくる場合もあります。
 
うちの子も、4歳を過ぎたくらいから好きな絵本が増えてきて、短時間なら集中できるようになりました。
 
8歳になった今では、絵本を読み出すと何冊でもじっと聞いています。(うちの子は絵を見るより、音を聴きたいタイプだったようです。)
 
どうかママが辛くならない程度に、絵本を読むことを続けてほしいと思います。
 

まとめ

絵本の読み聞かせは、思った以上に子どもの心を育てます。
 
諦めずに続けることで、お子さんの心にはママの温もりと「コトバ」が溜まっていきます。
 
発語がないお子さんでも、ある日突然言葉を話しだす子もいます。
 
うちの子も、発語は一切ありませんが、言葉の理解は少しずつ進んできたように感じます。
 
また、好奇心の力は大きく、お子さんが何か一つの絵本に興味を持ったことをきっかけに、「知りたい」という気持ちがめざめ、ぐんと発達が伸びることもあります。
 
どんな本を買えば良いか分からない場合は、定期購入などを利用するのも良いでしょう。

絵本を通し、お母さんとお子さんが楽しく触れ合える時間を作ってみてくださいね。
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