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我が子に障害があるかもと感じたら〜相談場所や考え方〜

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こんにちは。重度障害児の母、たんぽぽ母ちゃんです。
 
今回は小さい子供の発達障害についてです。
 
うちの子は落ち着きが無い
 
他の子と遊ばず1人遊びが多い
 
 
など、他の子と比べて変わっていると、もしかして障害があるのでは?と不安になってしまいますよね。
 
我が家は長男が重度障害児で、その下に2人の子供がいます。
 
長男のことで障害に関する知識はだいぶあったのですが、それでも下の子たちの小さい時には変わらず心配になったものです
 
今回は、子どもの障害が不安な時に、どう考えていけば良いのか、その方法をご紹介したいと思います。

発達障害の種類と特徴

◯発達障害の種類

「発達障害」は、下記のようなタイプに分類することができます。
 
  • ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群、 広汎性発達障害 こうはんせいはったつしょうがい)
  • ADHD(注意欠如多動性障害)
  • LD (学習障害)/ SLD(限局性学習症)

◯発達障害の特徴

上記の障害を簡単に説明します。
 

ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群、 広汎性発達障害 こうはんせいはったつしょうがい)

他人との距離感が分からなかったり、目が合わない、特定の遊びに固執する、などの特徴があります。音や光に対する過敏性などもあります。
アスペルガーでは、コミュニケーションの障害があり、いわゆる「空気の読めない子」という印象を受ける場合も多いでしょう。
 

ADHD(注意欠如多動性障害)

落ち着きがなく、不注意。忘れ物が多かったり、周りの刺激にすぐに意識がいってしまいます。順番を待つことが苦手な子もいます。
 

LD (学習障害)/ SLD(限局性学習症)

…読み、書き、計算など、特定の勉強に苦手さがあります。障害なので、練習してもなかなか出来るようになりません。
 

障害の診断時期

重度の場合は、2、3歳から分かることもありますが、軽度であれば5歳以上にならないと診断は難しいでしょう。

相談場所

お子さんが小さいうちであれば、三歳児検診などの、年齢ごとに行われる検診のときに、保健師に相談しましょう。
 
幼稚園くらいのお子さんであれば、お住まいの自治体に、発達支援センターというものがあるので、そちらに相談しましょう。
 
発達障害の疑いがあるようであれば、発達支援センターに定期的に通い、療育を受けることもできます。

障害か?個性か?

◯グレーゾーンの子どもたち

障害の程度が軽度の場合、グレーゾーンと呼ばれ、障害の診断をされない場合があります。
 
現在、こういったグレーゾーンのお子さんは増えてきていると言われています。

◯障害の基準とは

では障害の線引きはどのように決めるかというと、診断には医学的な診断基準が設けられていて、それに当てはまらないお子さんは、「個性の範囲ということになります。
 
グレーゾーンの子どもでも、社会や学校において困難を感じる場合も多いでしょう。
 
しかし、人間は元から個性があり、得意・不得意があるものです。
 
グレーゾーンのお子さんが増えている背景には、「親の心配しすぎ」もあるのではないかと思います。
 
例え親や医師が「障害」と認めたとしても、本人が得意な事を伸ばし、上手に生きて行ければ、それは「障害」では無くなります。
 
歌手の米津玄師さんやSEKAINOOWARIのボーカルの深瀬さんなども、発達障害があると公表されていますが、お二人ともご自分の得意分野を生かし、活躍されていますよね。
 
障害を診断され他人と少し変わっている点があったとしても、それによって人生が全て不幸になってしまうわけではないのです。
 
ただし、社会において、本人の努力ではどうにもできない、乗り越えがたい困難がある場合には、「障害」の診断をもらい、適切なサポートを受ける必要があると言えるでしょう。

今、お子さんの「個性」に悩む方へ

お子さんが5歳より小さい場合は、成長のばらつきも多く、社会性もまだ培われつつある段階です。
 
お子さん自身が困難さを感じていないようであれば、小学校に上がる頃まで様子を見てあげてください。
 
逆に明らかな障害がある場合には、早めの療育が重要ですので、発達支援センターなどで適切な療育を受けさせてあげましょう。
 

◯お子さんの良い所に目を向けましょう

我が子が障害児かもしれない、と不安になる気持ちは分かりますが、不安な気持ちでいると、せっかくの可愛い時期に育児を楽しむ事が出来ません。
 
お子さんの得意なこと、良い所を見つけて、そこに目を向けるようにしましょう。

◯お子さんを信じてあげましょう

グレーゾーンの場合、障害か個性かを決めるのは、お子さん自身です。
 
苦手を「障害」にせず、得意なことを伸ばしていくためには、親からの信頼がとても大切になります。
 
考えてみて下さい。
 
親から
お前のここが悪い、障害だから出来ない
 
と可能性を信じてもらえず、否定されて育った子どもと、
 
これは苦手だけど、◯◯はすごいね!
 
とお子さんの良い所を認め、可能性を信じてもらった子どもでは、どちらが困難を乗り越えられるようになると思いますか?

まとめ

お子さんがまだ小さい場合は、お子さんの良い所に目を向け、不安に囚われすぎないように過ごしましょう。
 
可愛い時期は、あっという間に過ぎてしまいます。
 
5歳くらいになり、診断基準に引っかかるようであれば、適切な療育を受けさせてあげましょう。
 
グレーゾーンと呼ばれる多くのお子さんの場合、障害ではなく個性として、困難を乗り越えられる力があると思います。
 
障害があっても無くても、例え健常児でも、お子さんを1番勇気付け、困難を乗り越える力となるのは、「親からの信頼」です。
 
お子さんを信頼し、可能性を信じてあげてくださいね。
 
 
 
※お子さんに障害があるかもしれないと分かったら、こちらの記事も読んでみて下さい。
 
 
 
 
 
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