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こんにちは、たんぽぽ母ちゃんです。
北海道の道央地区で趣味の家庭菜園をしています。
家庭菜園でブロッコリーを育てると、 採れたて新鮮な甘ーいブロッコリーを食べられますよね。
家庭菜園でブロッコリーを育てるなら、茎ブロッコリーがおすすめ です。
茎ブロッコリーは頂花蕾を大きくせずに、 側花蕾を収穫する品種です。
茎ブロッコリーなら、少量ずつを何度も収穫できるため、 毎日の食卓のちょっとした彩りに最適なんですよね!
今回は、北海道の秋植え用に、茎ブロッコリーの品種、 スティックセニョールを種から育ててみましたので、 その記録を残しておきます。
この記事の内容
茎ブロッコリー【スティックセニョール】種からの栽培〜 北海道の秋植え栽培〜
我が家では、 春に苗からスティックセニョールを育てたことはありましたが、 秋に栽培したことはありませんでした。
今年の春には、 種から普通のブロッコリーを育てて無事収穫できたのですが、 やはり家庭菜園ならちょこちょこ収穫が楽しめる茎ブロッコリーの ほうが最適だと感じました。
また、 秋にもブロッコリーを育ててみたいと思っていたこともあり、 秋植えに向け、 スティックセニョールを種から育ててみることにしました。
◯スティックセニョールの種まき
スティックセニョールの種袋を見ると、 育苗期間は2ヶ月ほどとのこと。
北海道の秋植えの時期はお盆明け頃なので、 8月中旬に植え付けるとすると、 6月中旬に種を蒔けばいい計算になります。
収穫は種まきから3ヶ月後なので、 9月中旬からの収穫開始を目指します。
種まきは、少し早めの6月6日に行いました。
1箇所につき3粒ずつ直接ポットに撒き、3株育苗。
アブラナ科は発芽率が良く、発芽も早いため、種まきから2、 3日でしっかり発芽してくれます。
◯スティックセニョール発芽後の管理
ブロッコリーの苗は暑さに弱いため、 比較的涼しい室内の窓辺で管理しました。
何度か失敗したのですが、 ブロッコリーは本葉が出た頃に強い直射日光に当てると白くなって 枯れてしまいます。
そのため、本葉が1〜3枚ころの時期には、 とくに慎重に管理したほうが良さそうです。
苗が小さいうちは昼間の直射日光を避けて移動させながら、 どうにか枯らさずに育ち始めました。
◯事件とスティックセニョール植え付け
もうすぐ8月に入ろうかという頃、事件が起きました。
まだ小さい苗を、家族が謝って落としてしまったのです。
土はこぼれ、根もあらわになった状態。
北海道でもまだ暑い8月初頭、 植え付け時期まであともう少しというところでしたが、 仕方ないのでそのまま植え付けることにしました。
根にダメージもありそうなので、ダメ元です。(だめかなと思い、写真も撮りませんでした。)
夏の暑さも乗り切れるか心配でした。
◯スティックセニョールのたくましい成長
心配していたスティックセニョールでしたが、 意外にも外で太陽の光を浴びることで、 たくましく育ち始めました。
初めはひょろひょろだった茎も、 少しずつ太くしっかりしていきます。
ここでひとつ問題が。
ダメ元という気持ちで適当に植え付けたため、 株間を20センチほどしかとっていなかったのです。
ブロッコリーの株間は50センチほどほしいため、 少々狭すぎますね。
意外にも3株とも元気に育ってくれたため、 ギチギチで肩を並べていました。
◯なかなか花蕾が見えないスティックセニョール…
9月も半ば、北海道はぐんと涼しくなってきました。
予定通りいけば、そろそろ花蕾が見え始める時期です。
しかし、 我が家のスティックセニョールは花蕾を付ける様子もありません。
やはり、 落としたダメージや株間の狭さが影響しているのでしょうか。
ブロッコリーは、ある日急に花蕾が出現するので、 毎日まだかまだかと覗きこんでいました。
しかし、 そのまま何の変化もないまま9月が終わってしまいました。
◯スティックセニョール、ようやく頂花蕾出現!
10月22日、種まきから4ヶ月以上も経った頃、 スティックセニョールにようやく頂花蕾が出現しました!
茎ブロッコリーは、 頂花蕾を大きくせずに早めに収穫することで側花蕾を育てます。
しかし、 我が家のスティックセニョールの頂花蕾はあまりにちびちび。
もう少し、もう少しと待っているうちに、 11月に入ってしまいました。
北海道の10月は15℃を下回る日も増えるため、 植物の成長もとてもゆっくりになってしまうようです。
11月4日、ようやく頂花蕾を収穫です。
雪も降りそうな気温になってきたため、 ダメ元でひと株だけ掘り上げ、 室内で管理してみることにしました。
根のダメージもありますが、 もう少し収穫を楽しめることを期待します。
◯初雪と、冬支度
11月9日、とうとう初雪が降ってしまいました。
スティックセニョールは側花蕾がなかなか育たず、 収穫できるほどの大きさになりません。
頂花蕾収穫時に室内に取り込んだ株は、 葉に付いていたアブラムシやハダニが繁殖しだし、 水耕栽培の植物にまでうつってしまいました。
スティックセニョールの株自体は元気ですが、 少し後悔をしています。(毎年、外から植物を取り込むと、 ハダニが繁殖して後悔します。)
外のスティックセニョールは2回ほど積雪も経験。
それでも萎れないスティックセニョール、 さすが寒さには強いです。
◯スティックセニョールの側花蕾、初収穫にて終了!
11月19日、雪が溶けた隙に、 スティックセニョールの様子を見に行きました。
すると、数日前よりも少しだけ側花蕾が育っています!
これなら食べれると、どうにか数本の側花蕾を収穫。
寒さで虫も付かず、葉もきれいなので、 葉っぱのままいただきます!
少量の収穫でしたが、寒さに当たったブロッコリーは甘みが強く、 最高に美味しかったです!
その後はまた何度か雪も降り、 さすがのスティックセニョールもすっかり成長が止まってしまいま した。
側花蕾の収穫は最初で最後、残念ながら終了です。
◯室内に取り込んだスティックセニョール
室内に取り込んだスティックセニョールはというと、 根のダメージと日照不足のせいか、成長は思わしくありません。
少しずつ側花蕾は伸びてきてはいるのですが、花蕾自体が小さく、 収穫するには忍びない大きさです。
見た目もなんだかハリがなく、 あまり美味しそうではありませんね。
それでも枯れずに少しずつ成長してはいるので、 少量収穫した際にはスープにでも入れていただこうかと思います。
まとめ
今回、苗を落とすなどの事件もあり、株の成長が遅れ、 収穫も遅い時期に少量で終わってしまいました。(写真もあまり残していませんでした…)
北海道の秋植え栽培のスティックセニョールなら、 5月中に育苗を開始してもよいのかもしれません。
また、スティックセニョールは、 5月頃に植えると一番よく育ちます。
初めてスティックセニョールを育てるのであれば、 春植えのほうがおすすめです。
種から育てるのであれば、 3月頃から育苗を開始するといいですよ。
美味しくて栄養たっぷりの茎ブロッコリー、 ぜひ長期間にわたって栽培したいものです。
また来年も秋植え栽培、挑戦したいと思います!
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