家庭菜園の防備録 PR

夏野菜の植え付け方のポイント(根張りが良くなり、野菜が元気に育つコツ)

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こんにちは、たんぽぽ母ちゃんです。
 
北海道の道央地区で、趣味の家庭菜園をしています。
 
今回、プロの農家さんから家庭菜園でトマトなどの夏野菜がより元気に育つ、植え付け方法を聞く機会がありましたので、シェアさせていただきます。
トマトやナス、ピーマンなどの夏野菜を元気に育てる一番のポイントは、地温だそうです。

◯地温が高いと根が良く育つ!

夏野菜を植え付ける時には、気温を見て植える場合が多いと思いますが、それより大切なのが、地面の中の温度、地温です。
 
地温がしっかり上がっていれば、夏野菜の根はよく育ちます。
 
そして、地温は地面の表面に近いほど高く、深いほど低くなります。
 
そのため、夏野菜の苗は、なるべく地表に近い、温かい位置に植えてあげたほうが、よく育つのだそうです。

◯夏野菜は浅植えが基本

春先に夏野菜を植える時には、なるべく地温の高い、地表に近い位置に、浅く植えることがポイントだそうです。
 
温かい地面の中では、野菜の根は元気に育つことができます。
 
どのくらい浅植えかというと、地面からポットの3分の一が出るくらいにすると良いらしいです。
 
私も、浅植えにすると病気にも強くなり、根張りが良くなる、と聞いたことがあります。
 

◯水やりは地温を下げる

また、植え付けた後、1週間ほどはしっかり水をやるようにと、本やネットなどに書かれているものは多いですが、農家さんによると、それはNGなのだそうです。
 
春先の水やりでは、せっかく温まった地面の温度を下げてしまいます
 
地温が下がってしまうと、野菜の根は元気に育つことはできません。
 
そのため、農家さんの植え付けの時は、地温を下げないように、植え穴にだけ溜まるくらいたっぷり水をあげ、苗を温かい土に置くように浅植えにし、植え付け後1週間は水やりをしないのだそうです。
 
植え付け後に雨が降ってしまうと、一気に地温が下がってしまうので、植えてから2、3日、晴れが続く日の午前中に植え付けを行うのが理想的だそうですよ。
 
 
また、植物の根は、水が周りに沢山ある状態より、水がない状態のほうが、水分を求めてより地中深く根を伸ばしていくでしょう。
 
水は植え付け前にたっぷりやって、植え付け後はやりすぎない、というのが、植物の根を育てる重要なポイントになりますね。

◯植え付け後の工夫

植え付け後に枯れない対策としては、ビニールの行燈支柱をして、葉からの水分の蒸散を抑えると良いそうです。
 
寒い時期の保温や風除けとして、植え付け後の行燈支柱を行なっている方も多いと思いますが、水分の蒸散を防ぐ意味でも、行燈は付けたほうが良さそうですね。
【植え付け時】
  • 2、3日晴れが続く午前中に植え付ける
  • 植え付け前にたっぷり水を入れる
  • 浅植えにする(土は、根鉢の上部が出るくらい、軽くかければOK)
【植え付け後】
  • 植え付け後は水をやらない
  • ビニール行燈で葉の水分蒸散を防ぐ

◯北海道で夏野菜を植える時の工夫

私が住んでいる地域、北海道ではなかなか気温が上がらず、いつも5月頃になると、まだかまだか…とやきもきします。
 
だいたい6月に入れば、夏野菜を植え付けても問題なく育つのですが、早くから地温を上げる工夫をしておくと、より野菜が元気に育つように思います。
 
北海道で早く地温を上げるために出来ることは以下の二つです。
 
  1. 春になったら、早めに雪をよける
  2. 早めに土作りを済ませ、マルチをはる
北海道は、地域にもよりますが、冬の間に雪が山のように積もります。
 
我が家の地域では、積もった雪が、毎年1メートル以上にもなります。
 
これをそのままにしておくと、なかなか地温も上がらないので、雪が溶けてきたら、早くに野菜を植え付ける場所だけでも、早めに土を太陽に当てておくと良いでしょう。
 
また、マルチは地温の上昇にとても効果的です。
 
植え付け前だけ使用するなら、透明マルチが一番地温上昇効果が高いのでおすすめです。
 
透明マルチは、比較的安価で手に入ります。
 

デメリットとしては、野菜の栽培時には、マルチの下から雑草が生えてきてしまうことです。
とうもろこしの発芽
野菜の栽培中も使うのであれば、黒マルチが良いでしょう。
 

栽培中のマルチの使用には賛否両論ありますので、栽培中はお好みでご使用下さい。(微生物の働きが活発になる、敷き藁がおすすめです。)

◯季節による植え方の違い

地温の関係から、春先の寒い時期は浅植えにしますが、残暑の秋植えの場合は、逆に深植えにすると良いそうです。
 

•秋植えは、深植えにする

本州の場合、秋まきのきゅうり、ナス、キャベツ、白菜などを植え付ける時には、深植えにすると良いそうです。
 
地中深いほうが温度が低いので、幼苗でも、残暑に耐えることができ、元気に育つそうですよ。

まとめ

夏野菜を植える時には、地温に注意して植え付けると、根が張って元気に育つようです。
 
水をやりすぎてはいけない理由に関しても、地温に注目してみると、なるほど、と思いますよね。
 
せっかく植えた苗を枯らしてはいけない!と思って、毎日たっぷり水をやりたくなりますが、ここはぐっとこらえ、植物の成長を信じ、水やりを控えてみて下さい。
 
植え付け方や植え付け後の管理によって、後の成長が変わってくると思いますよ。
 
家庭菜園で元気な野菜が沢山採れるよう、色々工夫しながら楽しみましょうね!
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