こんにちは、重度障害児の母、たんぽぽ母ちゃんです。
制作遊びとして楽しむ【紙相撲のアイデア】デイサービスにおすすめ!
紙相撲は、日本では昔からお馴染みの遊びです。
みなさんも、子どもの頃に一度は遊んだことがあるのではないでしょうか。
今回は、本当に簡単で単純な紙相撲の遊び方を紹介します。
なんだ、と思う方もいるかもしれませんが、意外と遊びのヒントに繋がるのではないかと思いますので、よろしければ最後までご覧ください。
◯紙相撲の材料
- 硬い空き箱
- 画用紙や折り紙
- マジック
- ハサミ
- ノリ(両面テープ)
空き箱は柔らかいとすぐに壊れてしまうので、できればみかん箱のような硬めの材質のものを選びましょう。
力士の材料は、あれば画用紙、なければ折り紙でかまいません。(今回は牛乳パックも使用しました)
こだわろうと思えばいくらでもしっかり作れますが、簡単に作れたほうが、子どもたち自身があとから「また作ってみよう」と思ってくれます。
マジックがなければ、えんぴつでも十分です。
◯紙相撲の作り方
紙相撲の作り方は簡単なので説明するまでもないですが、段ボールに土俵を描いていきます。
今回は丸いカゴで型をとり、しっかり土俵っぽい円を描いてみました。
今回は見栄えのために画用紙を使用しましたが、マジックで丸を描くだけでも十分です。
土俵ができたら、次は力士ですね。
まずは牛乳パックでオーソドックスな力士、カエル、犬を作ってみました。 娘も頑張って作ってくれましたが、硬い牛乳パックで上手に力士を作るのは、なかなか難しかったようです。
オーソドックスな力士もいいですが、私のおすすめは「なんでも力士」。
左右対称に拘らず、半分に折った紙に自由に絵を描いてもらいます。(左右対称に絵を描くのは普通の小学生でも難しいです)
ちなみに、さきほどの顔力士のモデルは娘と息子、下の画像は父母です。
こちらの力士を私が作った途端、これまでやる気をなくしていた娘ががぜんやる気をだし、いろんなオリジナル力士を作り出しました!
(そのあとも何時間も遊んでいました)
折った紙に絵を描くだけのオリジナル力士なら、簡単なので大抵のお子さんは作れますよね。
難しければ、あらかじめ印刷しておいた紙に色を塗らせる、シールで装飾する、なんてのもアリ。
自由度が高いほど、子どもの想像力が発揮され、面白いアイデアがポンポン生まれます。
そしてアイデアが生まれるほど、子ども自身も遊びにのめり込んでいくんですよね。
紙相撲は単純な遊びとあなどるなかれ、なかなか楽しめる制作遊びなんですよ。
実際に私がデイサービスに勤めていた際も、紙相撲(オリジナル力士作り)にハマるお子さんは多かったです。
普段ガンコなダウン症の男の子も、
「紙相撲やる?」
と聞くと、必ず制作遊びに応じてくれたりもしました。
子どもがハマる遊びは、型にハマったおもちゃよりも、こうした創作意欲をくすぐられるシンプルな遊びだったりするんですよね。
私が見てきた子どもたちは、発泡トレイで作った立体クワガタ力士や、折り紙のカエル力士など、オリジナリティ溢れる力士たちをたくさん誕生させていました。
まずは大人が頭を柔らかくし、オリジナル力士のヒントとなるような見本やさまざまな材料を用意してみてくださいね。
◯紙相撲の遊び方
説明するまでもないと思いますが、紙相撲は土俵上に力士を並ばせ、箱を叩いて動かす遊びです。
倒れたら負け、土俵からはみ出ても負けです。
基本的には底面が広く、高さが低い方が安定するため、オリジナル力士を作る際には、あまり安定力に差が出ないようサポートしてあげましょう。
(私が作った力士でいうと、犬が最強、人が最弱です)
もしも力士が不安定になってしまった場合には、内側足元に半分に折った髪を貼ってやると安定します。
我が家でも、一年生の娘が頑張って作った力士が立たずにがっかりしていましたが、この方法で救済しました。
また、注意点としては叩きすぎに注意すること。
長く遊んでいると、お菓子の空き箱などは中央が凹んできてしまいます。
障害のあるお子さんは加減が難しいかもしれないので、土台の箱を頑丈にしておくことが重要かもしれませんね。
まとめ
昔なつかしい紙相撲ですが、意外といままで遊んでいなかったという方もいるのではないでしょうか。
遊びのアイデアは、たいてい何もないところから生まれます。
自分で考え出した遊びほど、熱中できるものはありません。
そのことを念頭におき、制作遊びでは「型にハマらない遊び」を意識してみてくださいね。
その他、デイサービスや療育におすすめの制作遊びをお探しなら、以下の記事も参考にしてみてください。
>>>デイサービスにおすすめ!【軽度障害児・重度障害児の遊びのアイデア】