障害児の悩み PR

障害児のハミガキや歯医者の悩み

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こんにちは、重度障害児の母、たんぽぽ母ちゃんです。
 
重度障害児を育てていると、ハミガキや歯医者で苦労する事も多いと思います。
 
障害や過敏のせいで、毎日のハミガキが大変
 
歯医者で暴れてしまって大変
 
と、大変な思いをされている方も多いのではないでしょうか?
 
今回は、障害児のハミガキや歯医者の悩みについて、その解決法や我が家のやり方を紹介していきます。

障害児のハミガキの悩み

◯ハミガキを嫌がる

障害のあるお子さんの場合、口や顔に過敏性があったり、ハミガキそのものの意味が理解できない場合も少なくないです。
 
ハミガキの意味を理解できない障害児にとっては急に口に異物を突っ込まれる不快な行為のため、嫌がるのは当然ですね。
 
歯磨きを嫌がる場合、解決法は以下を試してみて下さい。
 
  • ハミガキの歌など、楽しい雰囲気づくりを続ける
  • 歯磨き粉を変えてみる

•ハミガキの歌など、楽しい雰囲気づくりを続ける

我が家でも、しまじろうのハミガキの歌を流したり、楽しい雰囲気で出来るよう色々工夫てきましたが、毎日ハミガキは格闘でした。
 
我が家の息子は知的にもかなり重度で過敏も強いです。
 
それでも、8歳になった今はハミガキに慣れてきて、歯ブラシを見せると口を開けて用意してくれるまでになりました。
 
言葉での理解が難しい障害児の場合なおさら、お母さんに怖い顔で歯磨きをされると、その時間は怖いものになってしまいます。
 
お子さんが嫌がって泣いていても、楽しい雰囲気を作ってあげることは大切です。
 
例え効果がないように見えても、だんだんと受け入れられるようになってくることもあります。
 
ハミガキが終わった後には、「頑張ったね」「気持ち良いね」と、優しく語りかけてあげましょう。
 

•歯磨き粉を変えてみる

息子がハミガキを嫌がらなくなってきたのは、成長に伴い、受け入れの幅が広がってきたこともありますが、ハミガキ好きになったきっかけは、「大人の歯磨き粉」でした。
 
5歳頃までは、ずっと子供用の歯磨きジェルを使っていたのですが、ある時、歯磨きジェルを切らしてしまい、大人用のスースーする歯磨き粉を使ってみたのです。
 
磨いている時は、いつものように嫌がっていたのですが、磨き終わると、
 
ん?なんか味違うぞ?
 
という感じで、モグモグ…
 
なんと味が気に入ったようで、それ以来、「待ってました!美味しいやつ!という感じで口を開けてくれるようになりました。
 
必ずしも効果があるわけではありませんが、歯磨き粉を色々変えてみるのも一つです。
 

◯口を開いてくれない

ハミガキを嫌がる場合、大きな口で泣いてくれれば、かえって磨きやすいのですが、頑として口を開かない場合があります。
 
うちの子も、ある時急に知恵をつけたのか、口を開かなくなりました。
 
困って困って編み出したのが、
 
「秘儀、鼻フック」
 
あまりおすすめ出来るものでもないかもしれませんが、うちの場合はこれが一番効果的でした。
 
やり方は簡単。
 
口を閉じたら、鼻の穴に指を引っかけ、上に引っ張ります(笑)
 
うちの子の場合はテキメンに口を開けます。
 
あくまでもうちの場合の最終手段なので、鼻フックなんてかわいそう、という方は真似しないで下さいね。
 
その他、こちょこちょをすると口をあく場合もありますよ。
 
とはいえ、ハミガキをする手は開けておかないといけませんので、こちょこちょはご家族に協力してもらうといいかもしれません。
 

◯ぐちゅぐちゅぺ、が出来ない

障害児の場合、口をゆすぐことが難しい子も多いですよね。
 
その場合、無理にゆすがなくても大丈夫だと思います。
 
うちでは、歯磨き粉を本当に少量、気持ち程度にだけ付けて磨き、そのままです。
 
前歯のあたりだけ、布やウェットティッシュで拭き取ってあげると良いでしょう。
 
ただ歯医者さんの話では、フッ素を長期摂取する事の安全性は確立されていない、とのことなので、気になる場合は工夫してゆすいであげてください。
 
うちの場合、毎日多量の薬も服薬しているので、今さら少量のフッ素の影響なんて…という感じで、あまり気にしていません。
 
ぐちゅぐちゅぺ、ができない場合は、歯磨き粉はごく少量!で乗り切って下さい。
 

障害児の歯医者の悩み

◯歯医者で暴れる

歯医者での治療は、私たち大人でも嫌なものです。
 
障害児の場合、歯医者はハミガキにも勝る恐怖だと思います。
 
小さいうちは抱っこで済む場合もありますが、大きくなってきたら、障害児専門の歯医者に通ったほうが楽でしょう。
 

•障害児専門の歯医者

大きな病院の中には、「障害児歯科」など、障害児専門の歯科を設けている場合があります。
 
中は車椅子等での移動にも対応されていますし、暴れてしまう子には、身体を拘束する器具なども設けられています。
 
最初の診察には紹介状が必要な場合もありますので、その場合は、かかりつけの病院(歯科以外でも)や、現在通っている歯医者に相談すると、紹介状を書いてもらえるでしょう。
 

◯虫歯になった時は

障害のある子が虫歯になった場合、どのように治療するのか気になる方も多いと思います。
 
うちの子の経験から、虫歯になった時の治療法についてご紹介します。
 

〈虫歯の治療〉

•小さな虫歯なら、拘束で治療
少し削って済む虫歯の場合、拘束具を使って治療します。
 
イメージとしては、ベットにネットでぐるっと固定された感じです。
ベルトではなく、伸縮性のあるネットなので、痛みはあまり無いのかなと思います。
 
•最終的には全身麻酔
乳歯の虫歯の場合は、いずれ生え変わるので、そのまま様子を見る場合も多いようです。
 
もし大人の歯が虫歯になってしまった場合は、全身麻酔で治療もできます。
 
入院になる場合もあり、その場合は付き添いが必要になります。
 

◯歯がグラグラしてきたら

6歳くらいから、歯の生え変わりに悩むこともあるかと思います。
 
口の中のものを上手に出せる子ならいいですが、間違って喉に詰まらすことが心配な場合は、歯医者で早めに抜いてもらいましょう。
 

まとめ

虫歯の治療は、お子さんにとっても親御さんにとっても大きな負担になります。
 
虫歯にならないよう、出来るだけ毎日のハミガキをしっかりしておきたいものです。
 
うちは歯の治療時には、ヘルパーさんも頼み、数人がかりで押さえてもらって治療をしたこともあります。
 
 
正直、大人数人に押さえられながら恐怖で泣き叫ぶ我が子の姿は見ていられなかったです。
 
虫歯にならないためには、定期的な検診もするようにしておくと良いでしょう。
 
うちは3ヶ月に一回のペースで、障害児専門の歯科に通っています。
 
障害児の場合、ハミガキも大変ですが、治療はもっと大変です。
 
お子さんのために、毎日のハミガキを工夫しながら頑張りましょうね。
 
障害児育児は上手に福祉サービスを利用していくことで楽になります。
 
散髪や入浴も悩みの種ですが、我が家ではほとんどを福祉サービスに頼っていますよ。
 
 
また、障害児育児が辛いと感じる方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
 
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