こんにちは、たんぽぽ母ちゃんです。北海道の道央地区で、趣味の家庭菜園を楽しんでいます。
家庭菜園をしている方なら、
「にんじんの葉っぱがもったいない……でも食べてもおいしくはないなぁ」
と感じたことはありませんか?
にんじんの葉っぱは香りにクセがあり、茎も筋っぽいので、そのまま他の葉物のように食べてしまうといまいちなんです。
でも、調理方法を工夫すれば、実はとってもおいしく食べられるんですよ!
そこで今回は、にんじんの葉っぱを大量に消費できて、しかもおいしい、おすすめレシピを2つご紹介します!
1.にんじんの葉っぱをおいしく食べるためのコツ・下処理方法
家庭菜園をしていると、にんじんを一度に大量収穫することってありますよね。せっかくなので、葉っぱまで活用しておいしく食べたいですね。
はじめに、にんじんの葉っぱをおいしく食べるためのちょっとしたコツをご紹介します。
コツはずばり、柔らかい葉先を利用すること。
茎はどうしても硬いので、指で簡単に摘み取れる葉先だけを活用したほうが、筋っぽさを気にせずおいしく食べられます。
どうしても茎まで使いたい方は、筋を断ち切るように細かく刻むと口当たりが少しましになりますよ。
2.にんじんの葉っぱの大量消費なら「胡麻和え」がベスト
にんじんの葉っぱを大量消費するなら、おすすめレシピは断然「胡麻和え」。
春菊の胡麻和えのようなイメージで、クセの強い香りのにんじんの葉も、胡麻和えにすることでものすごくおいしくなるんです。
調理の際は、以下のポイントを押さえることでおいしく食べられます。
- 硬いので長めに茹でる(最低5分)
- 茹でたら細かめに刻む
にんじんの葉っぱは、他の葉物と比べてかなり硬めです。そのため、茹で時間が短いと硬くておいしくないんですね。
5分以上ゆでることで、だいぶ食べやすくなります。
それから、細かめに刻むことで筋が気にならなくなり、おいしく食べられますよ。
作り方の手順は、以下のとおり。
【にんじんの葉っぱの胡麻和えの作り方】
- 柔らかい葉先を摘みとり、よく洗う
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、5分茹でる
- ザルにあげ、冷水で冷ます
- 軽く水気を絞り、細かめに刻む
- ボウルに入れ、味付けをする
まず、柔らかい葉先を摘み取ります。茎部分も指で簡単にパキッと折り取れるくらいなら、柔らかいので食べられます。(写真右側)
軽く水洗いし汚れを落としたら、たっぷりのお湯で5分ほど茹でましょう。
ザルにあげ、水気をさっと絞ったら、味付け前に食べやすく刻んでおきます。目安として、1センチのマスを作るくらいの感じで縦横からザクザクと切ってやると、ちょうどいいかなと思います。
あとは味付け。うちでは、すりごま、砂糖、顆粒だし、醤油を使います。だし強めの砂糖少なめが好きです。お好きな分量でどうぞ。
大量に作った胡麻和えは、一回量ごとにラップに包んで冷凍保存もできますよ。あと一品欲しいときの小鉢に便利です。
3.にんじんの葉っぱをおいしく食べたいときは「かき揚げ」がおすすめ
大量消費!というわけにはいきませんが、少量をおいしく食べたい方には、「かき揚げ」がおすすめです。
油で揚げると筋っぽさやクセのある香りがびっくりするほどなくなり、めちゃくちゃおいしく食べられます!
作り方も、シンプルで簡単です。
にんじんの葉っぱのかき揚げの作り方
- にんじんの葉っぱを洗い、5センチほどにカット
- 玉ねぎをスライス
- 天ぷら粉と材料をからめる
- 180℃の油できつね色になるまで揚げる
使う材料は、最低限玉ねぎがあればいいですが、桜エビ(小エビ)を入れるとよりおいしくなります。
玉ねぎとにんじんの葉っぱを食べやすいサイズにカットしたら、天ぷら粉に混ぜて下準備は完了。(コツのいらない天ぷら粉を使用)
あとは油を180℃にあたためて、いい色になるまで揚げるだけ。油に落とすときはお玉に乗せて形を整えてから、そうっと菜箸でずらし落とすとうまくいきますよ。
びっくりするくらいおいしいので、ぜひお試しを。
ちなみに、にんじんの葉っぱだけを天ぷらにしても、かりっとしておいしいですよ。
4.にんじんの葉っぱは捨てずに大量消費!
家庭菜園でにんじんを育てているなら、ぜひ葉っぱまで上手に活用してみてください。
わが屋では今年、冬前ににんじんや大根を大量収穫し、葉っぱもしっかり収穫、下処理してたっぷり冷凍しました。
ちなみに、大根の葉っぱも柔らかい葉先だけ利用、3分茹でておひたしにしています。こちらもおいしいですよ〜。みなさんも、上手にかしこく、もったいない精神で大切に育てた野菜をすみずみまで活用してくださいね!