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こんにちは、重度障害児の母、たんぽぽ母ちゃんです。
重度の身体障害のあるお子さんをお持ちの方は、
我が家の長男も養護学校に上がった頃から体重が20キロを超え、
車の乗せ下ろしも簡単にはいかず、
今回の記事では、
うちも購入時には、
この記事の内容
福祉車両（車椅子用の車）を購入する時期や選び方【
福祉車両は普段の生活に馴染みがないため、
この記事では我が家の福祉車両を実際に紹介しながら、
お子さんに重度の身体障害がある方、
◯福祉車両とは
福祉車両とは、
障害の程度によって、
◯福祉車両の種類
お子さん向けに福祉車両を選ぶ場合の福祉車両の種類は以下の3種
①サイドリフト（回転シート）
助手席、またはその後ろ2列目のシートが回転し、
・メリット
車椅子が無くてもある程度歩けたり、
軽自動車やミニバンなど、
・デメリット
横にリフトを下ろすスペースが必要になるため、
またリフトが下りるまでに少し時間がかかるため、
②リアリフト
・メリット
全自動でリフトが昇降するため、介助が一番楽に済みます。
・デメリット
リフトを下ろす場所はある程度平な地面でないと乗せ下ろしがしに
また後部のスペースもかなり広めになるため、
後部シートを2列分使用するため、
高価な装置のため、値段が高めです。
③リアスロープ
・メリット
慣れれば比較的スムーズに乗せ下ろしが可能です。
ミニバンの場合、2列目左の位置にバギーを固定し、
ミニバンに付ける場合、
・デメリット
乗降時には後ろのスペースが2メートルほど必要になります。
そのため普通の駐車場ではバックで止めることになります。
また地面が斜めの場合、
雨の日などはタイヤについた泥で車内が汚れやすくなります。
◯福祉車両の車種や乗車人数
サイドリフトであれば付けられる車種も多いですが、
以下にリアリフトやリアスロープを乗せることの可能な車種を紹介
メーカーごとの主な車種と乗車人数を載せておきます。
・トヨタ
シエンタ（軽）
タイプ リアスロープ
乗車人数 3人（車椅子含まず）
バギータイプの車椅子では、
2WD
参考価格 305万〜
ヴォクシー
タイプ リアスロープ
乗車人数 5人（車椅子含まず）
2WD
参考価格 280万〜
ノア
タイプ リアスロープ
乗車人数 5人（車椅子含まず）
2WD・4WD
参考価格 261万〜
ハイエース（バン）
タイプ リアリフト
乗車人数 7人（車椅子含まず）
2WD・4WD
参考価格 300万〜？
・ホンダ
N-BOX （軽）
タイプ リアスロープ
乗車人数 3人（車椅子含まず）
バギータイプの車椅子では、
2WD・4WD
参考価格 157万〜
フリード＋
タイプ リアスロープ
乗車人数 3人（車椅子含まず）
バギータイプの車椅子では、
2WD・4WD
参考価格 260万〜
ステップワゴン
タイプ リアスロープ
乗車人数 3〜5人（車椅子含まず）
バギータイプの車椅子では、
2WD・4WD
参考価格 311万〜
・日産
NV100チェアキャブ（軽）
タイプ リアスロープ
乗車人数 2〜3人（車椅子含まず）
2WD
参考価格 201万〜
セレナ
タイプ リアスロープ、リアリフト
乗車人数 4〜5人（車椅子含まず）
2WD・4WD
参考価格 305万〜
NV200バネット
タイプ リアスロープ
乗車人数 4〜6人（車椅子含まず）
2WD・4WD
参考価格 260万〜
NV350キャラバン（バン）
タイプ リアリフト
乗車人数 6〜8人（車椅子含まず）
2WD
参考価格 367万〜
・ダイハツ
タントスローパー（軽）
タイプ リアスロープ
乗車人数 2人（車椅子含まず）
2WD
参考価格 167万〜
アトレースローパー（軽）
タイプ リアスロープ
乗車人数 2人（車椅子含まず）
2WD・4WD
参考価格 193万〜
ハイゼットスローパー（軽）
タイプ リアスロープ
乗車人数 2人（車椅子含まず）
2WD・4WD
参考価格 163万〜
※参考価格・乗車人数は目安です。
◯福祉車両の中古販売について
福祉車両は中古でも購入できますが、流通数自体が少ないため、
後々のメンテナンス等を考えると、
またリフト等に不具合があった場合にも、
◯リフトの後付けについて
リフトの後付けや改造も可能のようですが、
◯福祉車両購入を検討する時期
お子さんが小さいうちは車への乗せ下ろしも抱っこで済むため、
福祉車両を検討する時期としては、
・お子さんの成長に合わせて
物理的に抱っこが大変になるのは体重20キロ、
一般的な成長であれば、だいたい小学校に上がる頃になります。
体重が増えれば抱っこが大変なことは想像がつきますが、
カーシートへの乗せ下ろしでは、
うちの子も5歳くらいからよく頭をぶつけるようになりました。
また5歳を過ぎた抱っこでの乗せ下ろしは、
ギックリ腰になってしまうと、
無理をして身体を壊す前に福祉車両の購入を検討したほうが良いか
またお子さんが小さく、まだ歩けるかどうか分からない…
・家族計画に合わせて
我が家が福祉車両の購入を決めたのも、
妊娠中に7歳の重いお兄ちゃんを抱っこすることはなるべく避けた
少し前に家を建てて引っ越していたことやヘルパーを利用しだした
また以前は軽自動車に乗っていたのですが、
もう1人生まれた子どもを乗せることを考えると、
下のお子さんを考えられている場合は、
・車の買い替え時期に合わせて
福祉車両は新車で買う方が多いです。
ファミリーカーには買い替えの時期もあると思うので、
◯福祉車両の選び方
福祉車両は、以下の5点を考えて選ぶと良いでしょう。
- お子さんの障害の程度で選ぶ
- 乗車人数で選ぶ
- 車椅子（バギー）の大きさで選ぶ
- メインかサイドカーかで選ぶ
- 二駆か四駆か、地域の環境で選ぶ
① お子さんの障害の程度で選ぶ
お子さんが普段は車椅子でも、支えがあれば立てるのであれば、
回転シートでれば、
全介助のお子さんであれば、リアスロープが一般的です。（
②乗車人数で選ぶ
軽自動車タイプの福祉車両では、
お子さんが1人で、今後も増える予定はない、
逆に一度に乗る人数が車椅子含まず3人以上であれば、
③車椅子の大きさで選ぶ
障害児向けのバギーでは、
車種によっては対応できないものもあるため、
我が家はノアですが、よく見かけるのはノアやヴォクシー、
バギータイプでは3列目の後部座席には収まらないため、
④ メインかサイドカーかで選ぶ
メインのファミリーカーとして購入するなら、
乗車人数も多く、荷物も沢山乗せられます。
サイドカーとして軽自動車タイプの福祉車両を購入する、
父親と母親がそれぞれ車を所有するようなお宅では、
しかしその場合、
お子さんが大きくなってからは難しいかもしれません。
逆に、
我が家はこのパターンです。
母親が大きな車を運転しなければならなくなりますが、
⑤ 二駆か四駆か、地域の環境で選ぶ
車種によっては2WDしか選べないものもあります。
坂の多い地域や雪国では4WDのほうが安心です。
4WDが必要かどうかも考えて選ぶと良いでしょう。
◯福祉車両購入の際の補助
福祉車両を購入する際、福祉の補助金はありません。
しかし、福祉車両は新車購入時の税金が非課税になります。
例えば300万の車を買ったとすると、
◯福祉車両（トヨタのノア）を購入してみて
我が家の福祉車両はノアにしました。
購入前にはトヨタの福祉車両の展示場に行き、
展示場では申し込みや紹介はしてもらえず、
近所のトヨタカローラのお店に行きましたが、
担当者の方は一生懸命調べながら対応してくれましたが、
福祉車両はお店の人も良く分かっていないことも多いようなので、
ノアの購入費は、トータルで350万ほどかかりました。
我が家は最低限のオプションにしたので、
高い買い物でしたが、乗せ下ろしの負担も減り、
乗せ下ろしの操作は覚えるまでは面倒にも感じましたが、
【乗せ下ろしの操作手順】
- スロープを引き出す
- ベルトのロックを解除してベルトを引き出す
- ベルトのフックをバギーに引っかける
- バギーを奥まで乗せる
- 固定用フックを引っかける
- ロックボタンでロックする
バギーを乗せる時には意外と力がいり、
我が家では3人目が生まれ、
固定用フックをかける時にも、
抱っこはしなくてもすみますが、
3列目はバギーを乗せた後に補助席を下ろすと2人乗ることができ
しかし補助席の背もたれは倒すことができないので直立で、
我が家は3列目には子どもに乗ってもらっていますが、
バギーに乗った長男は快適なようで、
意外と楽になったのがドライブ中のトイレです。
これまでは長時間のドライブではオムツ替えのできるトイレを探さ
以下は見づらいですが、車内にバギーを乗せたときの様子です。
○車関係の福祉制度
ミニバンタイプのノアは普通だと毎年4万円ほどの車税がかかりま
また高速料金が半額になる申請をしておけば、
ETCの場合は申請時に機器のナンバーが必要となるので、
また警察署に駐車禁止規制から除外する車両として申請しておけば
福祉車両購入時の資金に関して、
まとめ
重度心身障害児の利用するバギーの場合、
今回紹介した全ての車両がバギーに対応できるかは分からないため
また高校生くらいになると、
その場合はハイエースなどの大型車両を検討しなければなりません
先のことは心配しすぎないことも大切ですが、
福祉車両は高い買い物ですが、バギーでの移動は楽になります。
焦らずよく考えてから、
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