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こんにちは。重度障害児の母、たんぽぽ母ちゃんです。
重い障害のあるお子さんをお持ちの方は、プレゼントに困る方もいらっしゃると思います。
重度の障害があると、普通のお子さんが喜ぶような普通のおもちゃではなかなか楽しむことが出来ないですよね。
またもらう側としても、遊べないおもちゃを頂いても悲しいものです。
今回は、今まで我が家で息子に色々なおもちゃを遊ばせてきた中で重度障害のある息子でも楽しむことのできたおもちゃをいくつかご紹介したいと思います。
障害のあるお子さんへのプレゼントを考えられている方の参考になりましたら幸いです。
重度障害児におすすめのプレゼント10選〜障害のある子の好きなものって?〜
◯重度障害がある子の好きなものとは
我が家の息子は知的にも重い重症心身障害児です。一歳児向けのおもちゃでも上手く遊ぶことはできませんでした。
それでも、そんな我が子を何年も育てていくと少しずつ好きなものが分かってきます。
そして個人差や好みはありますが、わりと重度障害児全般に同じようなおもちゃを好む傾向があることが分かってきました。
うちの子の場合、以下の3つの特徴のあるものを好みます。
- キラキラ
- 心地の良い音
- 繰り返しの動作
キラキラは、水やビーズ、ライトの光などが特に好きです。
キラキラのテープや光を反射する素材のものは大抵好きで、顔を近づけてずっと眺めています。
また音楽や音などにも敏感で、言葉も何も分からない状態でも、好きな音楽だけにはじっと耳を傾けて聞き入っています。
音楽は言葉を超えて伝わるものもあるようで障害のあるお子さんではほとんどの子が音楽や歌が好きなようです。
また自閉傾向が強い場合には、繰り返しの動作を好むお子さんが多いです。中でも「回転するもの」は障害児をとりこにする魅力があるようで、うちの子も長年回転するおもちゃを愛用しています。
◯障害のあるお子さんにおすすめのプレゼント
では次に、我が家のおすすめのおもちゃを10個ご紹介します。
我が家で買ったり頂いたりしたものの中で、うちの子もハマったおもちゃは以下のものです。
- 絵本「だるまさん」
- 歌の絵本
- 歌のDVD
- ガーランド・モビール(吊るし飾り)
- 声もいっしょに思い出アルバム
- 回転するおもちゃ①
- 回転するおもちゃ②
- よく回るコマ
- ルームライト
- 楽器
①絵本「だるまさん」
絵本の中でも、繰り返しの絵本や言葉のリズムの良い絵本は特に好きなようです。
我が家のおすすめは「だるまさん」です。
(うちの子は噛みぐせがあるため、本の端はボロボロですが…)
だるまさんが赤色で描かれているのですが、赤は赤ちゃんが一番最初に認識し好む色なのだそうです。
うちの子も色を選ぶ時には必ず赤に視線をやっていました。
一時期「選択」の練習をしていた時には、二冊の本を提示すると必ずこの「だるまさん」を選択していたほど好きな絵本でした。
「だ・る・ま・さ・ん・が?」
と読むと真剣に聞き入り、次の言葉に合わせてウェーイ!と声を出して喜んでいました。
だるまさんシリーズは全部で3冊あるので、セットで購入すればプレゼントにも喜ばれると思います。
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また、絵本はこちらの予想以上にお子さんの心や言語理解を育てるそうです。
何も反応がないように見えても、お母さんの声と優しい語りかけは必ずお子さんにも良い影響があり ますよ。
元保育士の立場からも絵本はおすすめします。
その他、同じような言葉の繰り返しの絵本や触って楽しめる絵本もおすすめです。
②歌の絵本
ボタンを押すと歌が流れる絵本はうちの子も大好きです。
一時期は噛んだり破いたりしてすぐに壊してしまうこともありましたが、大好きなので何度も購入しました。
手遊び歌が入っているものであればお母さんが手遊び歌に合わせて手遊びをして見せてあげることもでき、一緒に楽しめます。
中にはメドレーで長い時間曲がかけられるものもあるので、お子さんの好みに合わせて選ぶといいでしょう。
いろいろな歌絵本を購入しましたが、とくにおすすめなのは、ヤマハのピアノ絵本。
けん盤が光るのと、連続再生できるのがおすすめポイントです。鳴る音も変えられて、息子は猫ちゃん音がお気に入りです♪
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③歌のDVD
最近ではYouTubeなどでも子供向けの歌や動画を聴くことは出来ますが、車用に歌のDVDがあると重宝します。
うちの子は「おかあさんといっしょ」が昔から大好きで、今でも車ではそのDVDを繰り返し見ています。
また入院時にはDVDプレーヤーと歌のDVDが必需品でした。
おかあさんといっしょの他には、「いないいないばあ」や「しまじろう」の歌のDVDもおすすめです。
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④ガーランド・モビール
寝て過ごす事の多いお子さんでは、ガーランドやモビールもおすすめです。
私も入院中には手作りでカラフルなガーランドを作ったりもしました。
選び方としては、①キラキラのものか、②カラフルなものを選ぶと良いと思います。
障害のあるお子さんではおしゃれなモノトーンのものよりは、光るものや明るい色のもののほうが目で捉えやすいです。
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⑤声もいっしょに思い出アルバム
こちらは私の母からプレゼントにもらったものですが、なんとこれ、声を録音できるアルバムなんです。
アルバムのページをめくると録音した声が再生される仕組みになっています。
我が家のアルバムは、おばあちゃんの声、おじいちゃんの声、おばあちゃんの歌(笑)などが収録されていました。
4歳当時、本のページめくりにハマっていた息子にはどハマりするおもちゃでした。
好きな写真も入れられて面白いので、おじいちゃんおばあちゃんからのプレゼントには一押しです。
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⑥回転するおもちゃ①
持ち運べるおもちゃとして、sassyのテーブル観覧車はうちの子のお気に入りです。
上の写真の方は吸盤が壊れていてもバギーに紐でつなげて使用し、入院や外出先にも必ず持っていくおもちゃです。
下の写真のものは最近壊れてしまいましたが、4年以上使い続けたお気に入りのおもちゃでした。
この二つは下が吸盤になっていて、机にくっつけて遊ぶことができます。
机からぽいぽいおもちゃを投げてしまう息子でしたので、落ちないおもちゃは私にとっても助かるものでした。
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⑦回転するおもちゃ②
まわしてクルクルサウンドは、療育でも必ずと言っていいほど置いてあるおもちゃです。
それだけ好きなお子さんが多いのだと思います。
上部を回転させると音が鳴り、左右の星形のランプが光ります。
うちの子も大好きなおもちゃで、回転させるしか出来ないと思っていたら、ある日下のボタン部分を押して遊んでいてびっくりしたこともありました。
うちの子は飽きずに何時間でもこのおもちゃで遊んでいます。
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⑧よく回るコマ
回転するものが好きなお子さんの場合、ジャイロスコープや地球ゴマなどのようによく回るコマは見ていて飽きない魅力があるようです。
特に自閉傾向の強いお子さんは回転するおもちゃを好む傾向があります。
うちの子は5歳頃、急にコマを回すことができるようになったのですが、コマが回転する様子を飽きずに眺めています。
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また、CDの中心の穴の中に専用のアルミ軸を入れて作られたCDゴマ(CD独楽)もおすすめです。すでに模様の入ったものを購入すれば、綺麗な模様の変化を楽しむことができます。↓↓
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専用のアルミ軸のみを購入すればご自分でも簡単によく回るコマが作れます。↓
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不要なCDを利用しお好きなデコレーションでオンリーワンのコマを作ることが出来ますし、軸を付け替えれば何通りのパターンも増やすことが出来るので長く楽しめます。
何より思った以上によく回るコマなので、一度体験してみてほしいくらいです。
CDゴマは芯にビー玉などを利用しても簡単に作れるので、お金をかけずに楽しみたい場合はぜひご自分で作ってみて下さい。↓↓
⑨ルームライト
ピカピカやキラキラは障害児が大好きな要素です。
プレゼントにあげるのであれば、きれいな光の出るルームライトがおすすめです。
Bluetoothで音楽連動機能のあるものを選べば、スマホと連携して音楽と一緒に楽しむこともできますよ。
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スヌーズレンに利用されるようなアイテムがあると、お子さんの心の安定にもつながると思います。
スヌーズレンについては、こちらの記事に詳しく書いてあります。
⑩楽器
重度の障害があり身体を動かすのが難しいお子さんの場合、目や耳で楽しめるものを選んであげるとよいでしょう。
中でもツリーチャイムのようなキレイな音のなる楽器はおすすめです。
ツリーチャイムは少し触れただけでも連動してシャラシャラと鳴ってくれるので、身体が動かしづらいお子さんでも、鳴らそうと頑張って手を動かしてくれるかもしれませんよ。
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また療育でもよくみかけるオーシャンドラムなら、見た目も楽しむことができておすすめです。
うちの子も特に好きなおもちゃです。
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プレゼントであればこちらのタイプも喜ばれると思います。
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その他、面白い音の鳴る楽器や民族楽器などもプレゼントにはおすすめです。
民族楽器については以下の記事を参考にしてみてください。
まとめ
好奇心はお子さんの発達を促し、成長させる原動力となります。
このおもちゃでもっと遊びたい!楽しみたい!と思えるおもちゃが見つかると、お子さんの発達もぐんと伸びると思います。
また心の発達のためにはお母さんとの関わりなどの温かい体験も大切です。
おもちゃを買い与えるだけでなく、一緒に「面白いね〜」と楽しんであげるとなお良いでしょう。
またプレゼントは必ず買ってあげなければならないというものではありません。
選ぶのが難しい場合には、無理に毎年買い与える必要もないのかな、と思います。
障害のあるお子さんではペットボトルに水を入れただけなど、手作りのおもちゃでも充分楽しめる場合も多いです。
もし手作りでおもちゃを作ってあげたいという方は、こちらの記事も参考にしてみて下さい。
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