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おすすめのマンガ「義男の空」〜重度障害児、脳疾患をお持ちの方に〜

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こんにちは、重度障害児の母、たんぽぽ母ちゃんです。
 
重度障害児の中でも脳疾患のあるお子さんを持つ親御さんは、義男の空」というマンガをご存知でしょうか。
 
義男の空は、ある小児脳外科医に救われた、重度障害を持つ子どもの人生、そして義男先生と呼ばれるその小児科医の生き方を描いたマンガです。
 
そしてこの義男先生、現在も北海道で現役で数多くのお子さんを救われている、高橋義男先生と言う実在するお医者さんなんです。
 
私と息子も実際にお会いしたことがあります。
 
今回は重度障害や脳疾患を持つお子さんにおすすめの、「義男の空」というマンガについてご紹介します。
 
例えお子さんに脳疾患がなくとも、障害児をお持ちの方なら共感できる部分が多いと思うので、よろしければ最後まで読んでみて下さい。

◯「義男の空」ストーリー概要

重度障害児におすすめの漫画義男の空は、マンガ家で水頭症の子どもを持つ作者(田中宏明さん)が、自身の体験を元に描いたマンガです。
 
北海道発の自費出版のマンガで、2008年から刊行され、2020年10月に全12巻で完結となるまで、ずっと自費出版で発刊され続けていました。
 
ストーリーは一つの家族(作者自身の体験)の幸せが、我が子の病気によって崩れていくところから始まります。
 
幸せな結婚、1人目の長男の出産、その後に続く兄弟妊娠の喜び…物語冒頭に描かれる家族には通常どんな家庭にでもあるような幸せな風景が描かれます。
 
そんな中、おそらくまだ見ぬ子どもからのものであろうセリフが天から聞こえるように時々描かれています。
 
「もうすぐ行くから待っててね、楽しみだよ」と。
 
それらのセリフがどこかザワザワと心をざわつかせ、読者の嫌な予感を煽ります。
 
物語の家族には無事に第二子が生まれ、これから更に家族が増えたことの新しい幸せが始まると思えた矢先、第二子の病気、水頭症が発覚します。
義男の空
我が子の病気発覚シーンは、障害を持つお子さんがいらっしゃる親御さんなら痛いほど共感できるシーンです。
 
自分自身が体験したシーンと重なり、私も涙が止まらなかったです。
 
その後は北海道で天才脳外科医と呼ばれる高橋義男先生と出会い手術を受け、義男先生の人間的魅力にも支えられながら、我が子の成長の過程、親の成長や変化を描いていく物語です。
義男の空
また義男先生の活動の紹介や、その生い立ちについて、高橋義男という人間がどうしてこういう考えを持つにいたったのかを、幼少期から物語仕立てで描かれていきます。
 
このマンガは高橋義男という1人の医師に感銘を受け、重い障害を持つお子さんの親御さんに伝えたい大切なことを詰め込んだ、作者の思いが詰まった作品になっています。
 
自費出版をしてでも作者が伝えたかった義男先生の考え方、魅力、重度障害児の可能性、重度障害児を抱えた家族の生き方…
 
作者の田中宏明さんは、重度障害児を持つ親がどうやって障害を乗り越えてきたかを作品を通して伝えたかった、と言っています。
 
障害児を持ち苦しい気持ちでいる方にはぜひ一度読んでいただきたいです。
 

◯義男先生とは

高橋義男先生は、現在も北海道のとまこまい脳神経外科で現役で働く脳外科医です。
 
今までに5000人以上のお子さんの脳手術をされてきたそうです
 
特徴的なのは、その考え方。手術をしたら治療は終わりではなく、子どもたちが自立し、社会に羽ばたいていくまで応援し、言葉をかけ続けてくれるのだそうです。
義男の空
義男先生のデスクの周りには、先生が手術を担当したお子さんが書いた、決意や生き方を表した習字や、子どもたちの写真がずらっと貼られています。
 
その様子からも先生のひととなりが覗ける気がします。
 
2020年現在70歳ですが、今もなお義男先生を頼って病院を訪れる親御さんも後をたたないとか。
 

◯義男先生の活動

高橋義男先生は、医師としての仕事の他にも重度障害児向けのイベントも毎年主催されています。(NPO法人にわとりクラブの代表理事をされています。)
 
イベントの名前は「いけまぜ」。
 
いけまぜとは、「障害があるなしにかかわらず、みんな混ざって生きていける社会をつくろう」という意味だそうです。
義男の空
イベントの内容は重度障害のあるお子さんと家族が楽しめる、夏祭りのようなものです。
 
参加者と同人数以上のボランティアさんを集め、夏休みの小学校の校内を貸し切って、お祭りやスヌーズレン、読み聞かせのブース、親がマッサージを受けられるブース、よさこいやピエロなどの出し物、夜には校庭で大きな花火を打ち上げるなど、全てボランティアで行っています。
 
道内のどの地域に住んでいても参加できるように、毎年道内各地でボランティアを集めて開催しています。
 
1997年から活動を開始し、毎年1000人を超える参加者が集まっています。(ボランティア含む)
 
夏の恒例行事として毎年楽しみにしているご家庭も多く、広い道内を追いかけるように毎年リピートして参加している方もいるそうです。
 
私も息子と一度参加したことがありますが、重度の障害があっても楽しめる工夫が随所になされており、大変感動しました。
 
義男先生にもその時にお会いし、一緒に写真を撮っていただきました。(当時は義男の空のモデルの方だとは知らず、後から知ってびっくりしました。)
 
いけまぜへの参加は今でも忘れられない良い思い出となりました。

まとめ

「善男の空」は、お子さんに障害を抱えた親御さんにぜひ読んでほしいマンガです。
 
お子さんが障害を持つという、同じような経験をされた方の話は私たち障害児の親を勇気づけてくれます。
 
また作者の体験を追体験することで、お子さんに障害を宣告された苦しみから抜け出すきっかけを得られるかもしれません。
 
作中に描かれる義男先生の言葉も染みるものがあり、まるで自分に言われているかのように影響を受けるでしょう。
 
作者の田中宏明さんによって込められた読む人を勇気付けたいという願いは、間違いなく読者に届く作品だと思います。
 
これまではほぼ道内の書店でのみの発行で、購入も難しかったのですが、この度の物語完結を受け、ネットでの購入も可能になったようです。
 
この機会にネットで購入し、読んでみてはいかがでしょうか。
 
 
Amazonでは単品購入の他、全巻まとめて購入もできるようです。↓↓
 


ちなみに、こちらからあらすじも確認できます。
 

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