こんにちは、たんぽぽ母ちゃんです。
北海道の道央地区で趣味の家庭菜園をしています。
我が家は裏庭で家庭菜園を楽しんでいますが、それほど広くない庭なので、家庭菜園で育てる野菜も少量です。
いろいろ育ててみたい性格なため、苗も1品種につき1、2株くらい。
本来なら少量の苗なら買ってしまってもいいのですが、たまに種から育てたくなり、少しだけ育苗することがあります。
我が家は基本、窓際での育苗しかしないため、日照不足でヒョロヒョロになってしまうことも多いんです。
今回は、苗を徒長させてしまったら一度は感じる疑問、「徒長した苗は植えたらどうなるの?」という問題に答えていきたいと思います。
我が家のように少量育苗で失敗してしまった方は、ぜひ参考にしてみてください。
徒長したヒョロヒョロ苗は植えても大丈夫?【家庭菜園の育苗】
◯徒長とは?
徒長とは、苗がヒョロヒョロになってしまった状態です。
茎が細くなり、葉と葉の間、節間が広くなり葉色も薄くなります。
茎が細いため折れやすく、まっすぐ伸びれずに地べたを這ったように伸びていくものもあります。
もやしは豆を日光に当てずに育てたものですが、まさにもやしのように色白のヒョロヒョロな状態です。
◯苗が徒長する原因
苗が徒長する原因として考えられるものは以下の2つです。
- 水のやりすぎ
- 日照不足
我が家は冬場の窓際で育てていますが、北海道の冬、とくにうちの地域は冬場に曇りの日が多いため、日照不足になりやすくなります。
最近の耐熱窓ガラスは紫外線カットなどもされているため、ガラスごしの日光ではやはり光が弱いのでしょう。
その他、植物の水やりは「土の表面が乾いたら」が基本ですが、可愛がりすぎて頻繁に水やりをしすぎることも、徒長の原因となることがあるようです。
◯徒長した苗を実際に植えてみた
我が家で育てた苗の中で、とくに致命的だったのがレタス類。
レタスの苗は、初期はかなり弱いため、徒長すると自力で立っていられないほどヒョロヒョロになります。
おまけに、うちの地域は春先にはひどい強風が吹きます。
到底このヒョロヒョロ苗が外の過酷な環境に耐えれそうには見えませんでした。
しかし、せっかく育てた苗たち、試しに植えてみることにしました。
◯徒長苗の経過
植え付けから数日後、ヒョロヒョロの葉っぱは、予想通りどんどん折れていきました。
しかし、すぐに中心から新しい葉っぱが生えてきたのです!
しかも、今度は厚みのあるしっかりした葉っぱ。
お日様と大地の力で、見事復活を果たしたのでした。
苗時代にあんなにヒョロヒョロだったグリーンリーフも、サニーも、玉レタスも、みんな立派に育ちました。
おまけに、こちらも徒長ぎみだったブロッコリーも、ガッチリ太く育ちましたよ。
結論。
大地の力をあなどるなかれ。
太陽のパワーを信じて託せ。
徒長苗は、大地と太陽の力で高確率で復活します!
まとめ
大地の力、太陽の力、それから、たくましい植物の成長を見ると、人間のできることは本当に少しだなぁと感じます。
みなさんも、頑張って育苗した苗が徒長してしまっても、諦めずに植えてみてくださいね!
ちなみに、双葉が開く前に主軸が徒長してしまった時には、双葉の下まで土を寄せてやるといいですよ。
多くの植物は、土に触れた部分から発根するため、徒長した茎を埋めてやれば、茎からも発根します。
水挿しをすると、茎から発根するのを見たことがありますよね。
>>>バジルを水挿し発根から、水耕栽培にする方法~冬でもバジルがある生活~
また、トマトの斜め植えなどは、茎から発根する性質を利用したもの。
我が家の育苗は毎回、徒長させていますが、そうした失敗も工夫しながら楽しんでいます。
家庭菜園は失敗も楽しむメンタルが大切ですよ!