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こんにちは。重度障害児の母、たんぽぽ母ちゃんです。
障害のあるお子さんをお持ちの方は、 お子さんとどんな遊びをすれば良いのか困った経験はありませんか ?
今回は、筆者の保育士としての経験から、 また筆者自身が障害児を育ててきて、 我が子の反応を見てきた経験から、
障害児におすすめの触れ合い遊びをご紹介したいと思いま す。
障害児におすすめの触れ合い親子遊び(手遊び、歌遊び)
◯触れ合い親子遊び
重度の障害があるお子さんでは、なかなか視点が合わなかったり、 身体の操作が難しかったりと、 おもちゃなどで遊ぶのも難しい事があるでしょう。
そんな時におすすめなのが、触れ合い親子遊びです。
「いっぽんばしこちょこちょ」などの遊びがそれにあたります。
歌に合わせて、触れ合いながら遊ぶことが出来ます。
反応が少ないように見えても、お母さんとの肌の触れ合いは、 愛着や絆を育て、発達にも良い影響を与えます。
以下に、重度障害のあるお子さんとも楽しめる、 おすすめの触れ合い遊びを挙げていきます。
動画も載せていますので、参考にしてみて下さいね。
•触れ合い親子遊び
- 「いっぽんばしこちょこちょ」
- 「ぞうきん」
- 「きゅうりができた」
- 「三ツ矢サイダー」
- 「ずいずいずっころばし」
- 「パン屋さん」
- 「ぺったんこ」
•抱っこやタオルブランコ、乗り物に乗せて
- 「お馬はみんな」
- 「貨物列車」
- 「ぶらんこ」
•触れ合い親子遊び
「いっぽんばしこちょこちょ」
いっぽんばーしー こーちょこちょ
たーたーいーてー つーねってー
かいだんのぼって…おりてきて(繰り返す)
かいだんのぼって…こちょこちょこちょ!
こちょこちょは、お子さんの大好きな遊びです。
登って降りてを繰り返しながら、「いつこちょこちょがくるかな? 」という、お子さんの「期待」する気持ちを育みます。
うちの子も、最初は無反応でしたが、続けていくうちに、「 登って…?」のあたりから、もう予測して笑うようになりました。
「ぞうきん」
ラララぞーきん ラララぞーきん
ラララぞーきんで ふきましょう
ゴシゴシゴシ ゴシゴシゴシ
ゴシゴシ ゴシゴシ ゴッシゴシ
ラララぞーきん ラララぞーきん
ラララぞーきんを あらいましょ
ジャブジャブジャブ ジャブジャブジャブ
ジャブジャブ ジャブジャブ
ジャッブジャブ
ラララぞーきん ラララぞーきん
ラララぞーきんを しぼりましょ
ギュッギュ ギュッギュ ギュッギュ
ギュッギュ ギュッギュ ギュッギュ
ギュッギュ ギュッギュ ギュッギュ
ギュッギュ ギュッギュッギュッ
ラララぞーきん ラララぞーきん
ラララぞーきんを 干しましょう
パンパ パンパ パンパーン
パンパ パンパ パンパーン
パンパ パンパ パンパパン
パンパンパーン
マッサージをしながら、優しくお子さんと触れ合える遊びです。
無理やり伸ばしたりはしないよう、優しく行いましょう。
歌に合わせると、過敏の強いお子さんでも、 不思議と触られることへの受け入れが良くなるものです。
「きゅうりができた」
きゅうりができた はたけにできた
きゅうりができた さあ食べよう
塩ふって パッパパ 塩ふって パッパパー
塩ふって パッパパ パッパッパ
すりこんで ギュッギュギュ すりこんで ギュッギュギュ
すりこんで ギュッギュギュ ギュッギュギュー
お水で流そ お水で流そ
お水で流そ ザーザーザー
トントン切ってさ トントン切ってさ
トントン切ってさ さあ食べよー
いただきまーす! むしゃむしゃむしゃー!
ぞうきん同様、マッサージをしながらお子さんと触れ合える遊びです。
パッパやトントンなど、気持ちの良い効果音に合わせて触れてあげると、お子さんもお母さんも楽しい気持ちになりますね。
「すりこんで ギュッギュギュ」のところは、マッサージをするように手足をこすります。
最後はむしゃむしゃと、豪快に食べるふりをしながらお子さんをくすぐります。
「三ツ矢サイダー」
1と2で 三ツ矢サイダー
1と2で 三ツ矢サイダー
ぽぽんポンポン ぽぽんポンポン
あんまり 冷たく しないでね
あんまり 冷たく しないでね
ぽぽんポンポン ぽぽんポンポン
サイダー
シュワシュワシュワ〜
こちらも、いっぽんばしに似た触れ合い遊びです。
歌に合わせ、1、2、3、と、指を増やしながら、お子さんの身体を撫でてあげます。
ぽんぽん、やシュワーといった効果音が泡を連想させますね。
「あんまり冷たくしないでね」のところは、「イヤイヤ」 というように、左右に優しくゆすってあげます。
最後のシュワシュワでは、 お好きなだけこちょばしてあげましょう!
「ずいずいずっころばし」
ずいずいずっころばし ごまみそずい
ちゃつぼに おわれて どっぴんしゃん
ぬけたーら どんどこしょ
たわらの ネズミが こめくって チュー
チュー チュー チュー
おっとさんがよんでも
おっかさんがよんでも
ききっこなーあ〜しーよ
いどのまわりで おちゃわん かいたの
だ〜あれ
ずいずいずっころばしの歌に合わせ、 身体をつんつん刺激してあげましょう。
つんつんする場所は、お好きな場所でかまいません。
最後の「だ〜あれ」を繰り返して、鼻や口、 おでこなどを触ってあげると喜ぶお子さんも多いです。
最後は「おまえだー!こちょこちょ〜!」と、 こちょこちょに持っていくのも楽しいです。
「パン屋さん」
ぱんぱん パン屋さんで お買い物ー
さーんどいっちに メロンパンー
ねじーりどーなつ パンのみみー
チョコパンひとつー くださいなー…
こちょこちょこちょ〜
お子さんのお顔に触れる、感覚遊びです。
お子さんの顔を見ながら、ほっぺをムニーっと挟むと、 その顔にこちらもつい笑顔になってしまいます。
逆にお子さんに、 お母さんの顔をつねって見せてあげるのも良いです。
「ぺったんこ」
ぺーったんこ ぺったんこ
あなた(名前)と ぺったんこ
ウー(手をぐるぐる) ほっぺ!(場所)
指定した身体の部位を、 お子さんとお母さんでくっつけ合う遊びです。
歌も簡単で覚えやすく、考えながら色々なパターンで遊べるので、 おすすめの触れ合い遊びです。
•抱っこやタオルブランコ、乗り物に乗せて
「お馬はみんな」
お馬はみんな ぱっぱかはしる
ぱっぱかはしる ぱっぱかはしる
お馬はみんな ぱっぱかはしる
おもしろーいなー
どーしてなーのかー
だーれもしーらなーい
だけど お馬はみんな ぱっぱかはしる
ぱっぱかはしる ぱっぱかはしる
お馬はみんな ぱっぱかはしる
おもしろーいなー
みなさん馴染みのある歌だと思います。
タオルブランコでは、歌に合わせ、 パカッパカッと走るように揺らしてあげましょう。
抱っこやおんぶで遊んだり、他にもお好きな歌で、「揺れ」 の感覚遊びを楽しみましょう。
「貨物列車」
かもーつ れっしゃ しゅっしゅっしゅー
いそーげ いそげ しゅっしゅっしゅー
こんどの えきで しゅっしゅっしゅー
つもうよ にーもーつ がっしゃん
かもーつ れっしゃ しゅっしゅっしゅー
いそーげ いそげ しゅっしゅっしゅー
こんどの えきで しゅっしゅっしゅー
おろすよ にーもーつ がっしゃん
テンポが良く、楽しくなる歌です。
タオルブランコの他、乗り物で移動しながら歌ってあげると、「 電車ごっこ」として楽しめますね。
「ぶらんこ」
ぶーらんこー ぶーらんこー
こーげーや こーげーや
かーぞえーて こーげーや
ひとつ ふたつ みっつ よっつ
いつつ むっつ ななつ やっつ
ここのつ とう
とうまーでー かーぞえたーら
かわりましょ
ブランコの数え歌です。
歌に合わせてゆらゆら抱っこをしたり、 タオルブランコをたのしみましょう。
「かわりましょ」のあとには、どっしーん! と効果音をつけておろし、 最後はこちょこちょをしてあげても楽しいでしょう。
その他、おかあさんといっしょの、「バスにのって」も、 好きなお子さんが多いですよ。
「バスにのって」
バスにのって ゆられてる ゴーゴー
バスにのって ゆられてる ゴーゴー
そろそろ 右に 曲がります
さん、に、いち、びゅーん!
バスにのって ゆられてる ゴーゴー
バスにのって ゆられてる ゴーゴー
そろそろ がたがた道です
さん、に、いち、ガタガタガタ!
バスにのって ゆられてる ゴーゴー
バスにのって ゆられてる ゴーゴー
そろそろ 止まりまーす
さん、に、いち、キキーッ!
まとめ
これらは、実際に重度障害のあるうちの子が、 療育などで遊んできたものです。
最初は反応がない場合もありますが、 歌や触れ合いを通したお母さんの温もりは、 お子さんに必ず伝わっています。
触れ合い遊びは、見えない「心」を育てるものです。
重度障害のあるうちの子も、最初は反応も無かったのですが、続けるうちに少しずつ「期待」の表情が見え始め、そのうち笑ってくれるようにもなりました。
お母さんに余裕のある時には、ぜひ日々の遊びの中に取り入れてあげて欲しいです。
お子さんの喜ぶものが分からず困った時には、スヌーズレンを試しみるのもおすすめです。
スヌーズレンについては、以下の記事をご覧ください。
障害児を育てていて、 辛い時には無理に色々しないことも大切です。
お子さんがなかなか成長せずに辛い方は、 こちらの記事も参考にしてみて下さいね。
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