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こんにちは。たんぽぽ母ちゃんです。
北海道の道央地区で、趣味の家庭菜園をしています。
今回は北海道でのズッキーニの育て方をご紹介します。
この記事の内容
北海道でのズッキーニの育て方
栽培スケジュール
- 5月上旬 土起こし、堆肥、石灰散布、元肥
- 5月中旬 植え付け
- 6月中旬〜収穫
①植え付け時期
ズッキーニは、 北海道の場合は5月中旬頃から植え付けを行えます。
②植える前の準備
◯土の準備
5月上旬頃、土を30センチほどの深さまで耕し、 堆肥を入れます。植え付けの1週間前に、有機石灰、 肥料を入れます。
1平方メートルあたりの目安
- 堆肥は20ℓ
- 有機石灰を3掴み(150g)
- 元肥として化成肥料や鶏糞を2つかみ(100g)
◯畝を立てる
ズッキーニは、成長するとかなり大きくなる作物です。
葉から葉の横幅は1.5メートルほどになります。↓↓
畝の幅は60センチ、高さ10センチの畝を立て、 株間は1メートル以上とりましょう。
◯苗の準備
ズッキーニは種から育てることもできますが、 栽培場所が広く必要なため、家庭菜園であれば通常1、 2株の栽培になると思います。
少量の場合は苗の購入をおすすめします。
ズッキーニの種類
一般的に流通しているズッキーニは、ダイナーという品種で、 黄色と緑があります。
多くの園芸店で扱っている苗も、ダイナーが多いでしょう。
その他、丸型のものや縞模様のものなど、 様々な品種もありますが、苗としてはなかなか出回らないため、 種を購入しての栽培になります。
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◯色による味の違い
黄色と緑で違いがあるのかというと、 味にはそこまで差はありません。
若干ですが、黄色のほうが生食に向き、 緑は青臭さがあるので加熱調理向きです。
※黄色と緑を隣に植えた場合、交配して色がまだらになることがあります。
③植え方
- 植え穴を掘り、たっぷりと水を染み込ませます。
- ポットから外し、根鉢を崩さず植え付けます。
- 土を寄せ、軽く押さえます。
- 株から10センチほど離し、支柱を立て、麻紐で誘引します。
- もう一度しっかり水をやります。
- 初期は枝葉も細く風で弱いので、
風除けのビニールをすると良い。 - 最初から幹を4本の支柱で囲う、直立栽培がおすすめ。
ズッキーニの直立栽培についてはこちらの記事に書いています。
④収穫までのお世話
◯水やり
降雨のみで問題なく育ちます。
晴天が続く場合は、土が乾いたらたっぷり水をやりましょう。
◯追肥
植え付けから1ヶ月たったら追肥を開始します。
一株に一握りほどの肥料をばら撒き、土にしっかり混ぜ込みます。
葉先の下まで根が張ってくるので、 葉先の下あたりに施肥して下さい。
収穫が始まったら、 約2週間に一度のペースで追肥を行います。
◯人工受粉
•雌花と雄花
ズッキーニには、雌花と雄花があります。
受粉をすると、雌花の根本が膨らみ、実になります。
生育初期では、雌花ばかりだったり、雄花しか咲かない、 ということもありますが、 だんだんバランスが取れてくるので問題ありません。
2株以上育てると、 雄花が咲かないなどのトラブルを回避できます。
•人工受粉
ズッキーニの受粉には、ハチなどの虫の力が必要です。
虫が少ない場合、受粉できずに未受粉果となってしまいます。
未受粉果では、黒みを帯び、 身が太らずに先端から腐っていきます。
そうならないために、人工受粉をすると確実です。
やり方は、雄花の花びらを取り、 花粉を直接めしべに付けてやります。
それをちぎったレタスの上に乗せていただきます。
すぐ食べる場合はめんつゆを濃いめに、 少しおく場合は薄めにして下さい。
ズッキーニの食感がなんとも言えず、くせになります。
早朝の、雌花が開いてすぐに行うと良いでしょう。
我が家では、雄花が咲いたら切り取ってジップロックに入れ、 野菜室で保管しています。
1週間ほど持つので、何度か使用可能です。
⑤収穫時期
ズッキーニは6月中旬頃から収穫が始まります。
だいたい花が咲いてから1週間ほどで収穫できます。
ズッキーニは大きく育ちすぎると味が落ちてしまうため、 20センチほどで若採りするようにしましょう。
収穫は、ハサミを使って切り取ります。
上手に育てれば、秋まで採れるでしょう。
○下葉かき
ズッキーニの実を収穫したら、収穫した実より下の葉は随時切り取ってしまいます。
ズッキーニの実は、実より上の葉の光合成により大きくなります。
下葉を取ってしまっても、どんどん上に成長していくので問題ありません。
また下葉を茂らせたままにしておくと、風通しが悪くなり、病気にかかりやすくなってしまいます。
ズッキーニの病気
ズッキーニはウイルス病などの病気にかかることがあります。
モザイク病にかかった我が家のズッキーニ↓↓
モザイク病にかかると、葉色が黄色くなったり縮れて奇形になり、 成長が止まります。
放っておくと他の株にもうつり、回復もしないので、 残念ですが処分するしかありません。
病気の感染は、 生育初期にアブラムシにより伝染する場合が多いので、 予防には寒冷紗をかけると良いでしょう。
また、土壌からの雨水の跳ね返りによる感染を防ぐためには、 敷きわらが効果的です。
ズッキーニのプランター栽培
ズッキーニは、プランターでも栽培することは可能です。
しかし、かなりの大きさに成長するので、上部が風で煽られ、 転倒するなどのトラブルを防ぐよう、工夫が必要です。
土は25リットル以上入る、 大型のプランターを用意すると良いでしょう。↓↓
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◯ズッキーニの調理法
最後に、うちでよくやる、 簡単でおすすめの調理法を4つご紹介します。
サラダ
オリーブオイルでベーコン、 刻みニンニクと5ミリに切ったズッキーニを炒め、塩を振ります。
浅漬け
薄めためんつゆに刻み生姜を多めに入れ、 5ミリほどに切ったズッキーニを漬けるだけ!
うちではこれが1番人気です。
ズッキーニのピザ
ピザ生地は使いません。切ったズッキーニに、刻みニンニク、 ピザソース(ケチャップ)、バジル、ピザチーズを載せ、 トースターで5分ほど焼くだけ!
スープ
味噌汁でも、コンソメでも中華スープでも、 汁物ならなんでも合います。
火を通しすぎると崩れるので、 お好みの固さで火を止めて下さいね。
○花ズッキーニ
ズッキーニの花は、食べることができます。雄花が咲かない場合、雌花を収穫し、肉詰めなやフリッターで食べるのも良いでしょう。
うちでもやってみましたが、雌花の下の赤ちゃんズッキーニは少し青臭さがあるので、個人的には花のみを天ぷらにするのがおすすめです。(めしべは切り取ります。)
クセもなく、カリふわでかなり美味しいです。
まとめ
ズッキーニは、一般的にはまだあまり馴染みがない野菜ですが、 クセもなく料理にも使いやすい野菜です。
うちでは家族みんな大好きです。
大型の野菜は、収穫の喜びも大きいです。
ぜひ一度、ズッキーニの栽培にチャレンジしてみて下さい!
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