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こんにちは。重度障害児の母、たんぽぽ母ちゃんです。
障害のあるお子さんで養護学校をお考えの方は、情報が少なく入学準備の時に悩まれる方も多いと思います。
私も息子が年長の時にはいつからどんな準備をすればよいのかも分からず、不安になりながら過ごしていました。
周りに先輩ママでもいなければ、養護学校入学には何が必要でどんなものを準備すればよいのかも分かりませんよね。
今回は、障害児が通う養護学校では、 入学までにどんな準備が必要なのかについてを紹介していきます。
この記事の内容
障害児の通う養護学校、入学準備は?【入学までのスケジュールや準備品リストなど】
◯障害による学校の区分
まず、 障害によって通う学校に選択肢があることを覚えておきましょう。
〈軽度知的障害〉
- 通常学級
- 発達支援学級
〈重度知的障害 身体障害〉
- 養護学校
養護学校への入学をお考えの方は、年長になる年までに、 お近くにどんな学校があるのか調べておくと良いです。
具体的な相談場所としては、地域の発達支援センターや相談事業所があります。
養護学校の種類
養護学校の中でも、
重度身体障害の子が通う学校
知的障害のみの子が通う学校
など、 地域によってある程度分かれている場合があります。
重度のお子さんが通う養護学校では、小中高が一貫となったものも多いでしょう。
※医療的ケアがある場合
医療ケアのあるお子さんの場合、なるべく 看護師がいる学校を選びましょう。
看護師のいない学校に入学した場合、医療行為のたびに保護者が学校に行くか、常時付き添いが必要になることもあります。
我が家では経鼻経管への注入のみ医療行為が必要ですが、それは学校在中の看護師さんがやってくれています。
入学時の付き添い期間
※養護学校の入学の際には、2週間程度(
〈発達支援センターとの連携〉
軽度でも発達に問題がある場合、ほとんどのお子さんが地域の「 発達支援センター」を利用していると思います。
定期的に療育やリハビリに通っている場合、 発達支援センターの担当の職員にも学校について相談しておきまし ょう。
※障害により学校を変更する場合、 年長の秋頃に教育委員会の方との面接があります。その際にも、 発達支援センターの職員が仲介やサポートをしてくれます。
○入学までの主なスケジュール
具体的な実施月などは、 自治体や学校によっても変わってきますので、 大まかな流れだけを書いておきますね。
〈年中頃〜〉
- 地域にどんな学校があるか、どの程度の障害で入れるか、
情報を集めておく。 - 発達支援センターに相談しておく。
〈就学前、年長時〉
春〜夏
- 学校の見学(※学校に直接電話をして日程を確認)
☆入学の意思が決まっている場合、学校にその旨を伝えておく。
秋頃
- 入学に関する通知が届く
- 教育委員会の担当者と面談
- 教育委員会に学校変更の書類を出す
- 学校から入学関係の書類が届く
秋〜2月頃
- 1日入学や就学前検診等の実施。※
学校側から書類等で通知が届きます。
4月
入学、付き添い期間(2週間〜1か月)
※最初の一週間程度は通学バスも利用出来ないので送迎が必要です。
学校選定の時期
就学前(年長)の秋頃になると、 教育委員会から入学に関する通知が届きます。
通常であれば何もせずとも地域の学校に通うことになるのですが、 障害児の場合は少し異なります。
入学先の学校には自分で連絡
入学したい学校が決まったら、自分で連絡を取る必要があります。
- 学校の担当者に入学学希望の旨を伝えます。
- 時期になると必要な書類を送ってくれますので、
記載して提出しましょう。
〈学校の見学〉
養護学校であれば、見学自体は電話をすればいつでも(何歳でも)見学させてもらえる事が多いです。
気になる場合は早めに見学し、学校生活のイメージをつけておくと良いでしょう。
3 入学にあたり準備するもの
入学時までに用意するものは、行く学校によって変わります。
ここでは、養護学校の場合の準備リストを挙げておきます。
※重度障害児を基本にしています。知的のみや軽度の場合、必要でないものもあるかと思います。
【養護学校入学準備リスト】
- 通学用カバン
- デイサービス用カバン
- 食事用の道具(マグ、スプーン、エプロン、ミキサー、
キッチンバサミなど) - 医療ケアグッズ
- お昼寝用ふとん(重度身障児の場合)
- バギーや食事用の工房椅子
- バス用カーシート
- スモック
- 帽子
- 室内用の靴
- 水着(プールがある場合)
•通学用カバン
ランドセルを背負える子であれば購入しても良いですが、 養護学校に通う多くのお子さんは、特別な荷物も多いため、 大きめのリュックで通っています。
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•デイサービス用カバン
児童デイサービスを利用する場合、 学校に直接送迎に来てもらってデイに通うというパターンがほとん どです。
その場合、学校にデイの荷物(着替えや連絡帳など) を持たせることになるので、学校用とは別にカバンが必要です。
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•食事用の道具(マグ、スプーン、エプロン、ミキサー、 キッチンバサミなど)
学校の給食は、自治体にもよりますが、 通常児と同じ形態で出る場合も多いです。その場合、 先生がギザミやミキサーをかけてくれるので、 専用の道具を用意する必要があります。
また、スプーンやコップなど、 通常の給食用のものの使用が難しい場合は、 使いやすいものを用意しましょう。
下記のミキサーやハサミ、スプーンは、実際にうちの子が使っているものです。
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これらの食事グッズはまとめてLサイズのジップロックに入れて持たせています。
•医療ケアグッズ
医療ケアがあるお子さんの場合、医療ケアに必要なもの( シリンジやサクションなど)は各自で用意します。
看護師在中の学校であれば、簡単なサクションや注入、 滴下などの処置はしてもらえます。
※ちなみに私の子どもの場合は、 経鼻経管が抜けてしまった場合の入れ直しはやってもらえず、 抜けた場合には保護者が学校まで行くか、 注入が終わっていればデイサービスで入れ直してもらっています。
•お昼寝用ふとん(重度身障児の場合)
横になることが多いお子さんの場合、 お昼寝用布団や毛布やクッションなどを学校用に用意します。
小学校六年間使うことを考えると、大きめのジュニアサイズが最適でしょう。
うちでは、下記を用意しました。防水シートは少し大きめですが、折り曲げてスナップを縫い付けて使っています。(自宅でも同じものを使っています)
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重度身障児の学校の場合、 教室内に絨毯やマットを敷いている場合も多いです。
そんなに長時間布団で過ごすことがなければ、キッズサイズのお昼寝ふとんや敷パットで代用しましょう。
長期休業には持ち帰らなければならないので、あまり重たくないものを選びましょう。
•バギーや食事用の工房椅子
普段からバギーや車椅子を使うお子さんの場合、 学校用に新しくバギーを作っておくと良いです。
早めに出来上がった場合、 業者で預かってもらったり、 学校に置かせてもらえる場合もあります。
ちなみにうちでは、自宅用、学校用、 デイ用と3台のバギーがあります。
※一度に申請できる台数は工房椅子も含め3台まで、 以降3年以内は申請出来ないなど、 自治体によって決まりがあります。 優先順位を考えて申請しましょう。
•バス用カーシート
重度身障児で通学バスを利用する場合には、 カーシートを用意します。
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•スモック
図工の時間などに使います。市販品にサイズがない場合、 自分で作っても良いでしょう。
我が家では着なくなった大人用Tシャツなどをリメイクして手作りしました。
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•帽子
市販のものでかまいません。学校での外出時に使います。( うちの子は嫌がって被りませんが、一応持たせています。 苦手な子も、持たせておくと練習してくれます)
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•室内用の靴
訓練等で特別な靴を作っている場合、 こちらも学校用に一組作っておくと良いです。
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•水着(プールがある場合)
学校にプールがある場合、水着と帽子が必要です。 オムツが外れていない場合もあるかもしれませんが、 プール用のオムツはサイズもなく、うちは付けていません。
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これらを購入したら、領収書をしっかりとっておきましょう。入学後、学校に就学奨励費として申請すると、何割かお金が戻ってきます。
◯既往歴や薬、利用サービスなどをまとめておく
養護学校に入学する際には、 今までかかった病院や病気などの既往歴や、飲んでいる薬、 発達支援センターや利用しているデイサービスなど、どんな福祉サービスを利用していて担当者は誰なのかなどの情報をかなり細 かく書類に書いて引き渡すことになります。
普段からお子さんの障害に関するこれらの情報をまとめておくと良 いでしょう。
まとめ
養護学校への入学は、事前に準備しておくものや、 学校側に伝える情報も多く、 実際に入学して落ち着くまではなかなか大変だと思います。
でも入学してしまえば、先生方の対応も手厚く、 ヘルパーやデイサービスを上手に使うことである程度お子さんから 手を離すことも出来ます。
分からないことがあれば学校に問い合わせれば教えてもらえますの で、遠慮せずに聞いてみて下さいね。
入学前には、使える福祉サービスやサポートについても調べておきましょう。
デイサービスについてはこちらの記事に書いています。
学校選びに迷われている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
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