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こんにちは。重度障害児の母、たんぽぽ母ちゃんです。
障害のあるお子さんを育てていると、 散髪や入浴に困る事はありませんか?
「暴れて髪を切れない」
「お風呂に毎日入れるのが大変」
そう感じている方も多いのではないでしょうか?
そんな時、 福祉サービスで散髪や入浴を行なってくれるものがあるのです。
今回は、障害児の散髪や入浴に困ったら、 どんな福祉サービスを利用すれば良いのかについて書いていきます 。
障害児の散髪や入浴に困ったら〜福祉サービスの利用〜
入浴にしても散髪にしても、使う福祉サービスは基本的に以下のどちらかです。
- 福祉サービスの事業所
- ヘルパー(ヘルパー事業所)
◯散髪の場合
•福祉サービスの事業所
障害福祉サービスを行う事業所の中には、障害者(児)の散髪を専門に行う事業所があります。
多くが訪問型で、自宅に道具を持ってきてくれます。
事業所の数は少なく、地域によって差があります。( この県にはあるが、この県にはない、など)
•ヘルパー
障害者手帳を持っていれば、 ヘルパー事業所と個別に契約を結ぶことで、 ヘルパーを利用できます。
自宅での散髪の手伝いや、 簡単なバリカンなどであれば相談すればやってもらえる場合もあり ます。
外部の美容室に出向く場合も、ヘルパーを数人頼んでおけば、 身体をおさえる手伝いなどをしてくれます。
•その他の訪問カット、訪問理容、院内理容
障害者向けではない、訪問理容サービスも、 地域によってはあります。
相談次第で自宅に来てくれる場合もあるので、 探してみると良いです。
◯入浴の場合
•福祉サービスの事業所
地域によっては、訪問入浴専門の事業所がある場合があります。
子どもの場合は、自宅のお風呂を利用して入れてくれる場合も多いです。
身体が大きく移動が難しい場合、1畳ほどのスペースに置ける、 浴槽を持ってきてくれる場合もあります。
地域によりますが、数は少なく、 夕方以降など人気の時間帯は埋まってしまっている事も多いようで す。
また、 重度障害児向けデイサービスの中には入浴サービスを行なっている 所もあります。
中には障害者専門のリフト式の浴室や、 ミスト浴の機械を取り入れている所もあります。
•ヘルパー
自宅で入浴介助を行なってくれます。
子どもの場合は、ヘルパーは水着で、 子どもを抱きかかえて浴槽にも入れてくれます。
小学生以降は、基本的に同性介護の場合が多いです。
◯これらの事業所の探し方
•相談事業所
お住まいの自治体や、デイサービスの事業所などに併設して、 相談事業所というものがあります。
こちらに相談すると、お近くの入浴や散髪のできる事業所や、 ヘルパー事業所をピックアップし、紹介してくれます。
新たに福祉サービスを利用したいような場合にも、お子さんの情報を伝えておくと、今後も紹介してもらいやすくなるので、相談事業所は必ず利用しておくようにしましょう。
○福祉サービスの料金
これらの福祉サービスを使う場合の料金は、 基本的に利用者の金銭的な負担は少なく利用できるようになってい ます。
保護者の収入によって、利用負担金は変わります。
例えば生活保護をもらっている世帯であれば、 料金はかかりません。
一度事業所に払わなければならない場合もありますが、 役所に申請することで戻ってきます。
年収500万円ほどの一般世帯であれば、 月に4600円ほどの負担ですみます。
また福祉サービスにはデイサービスやヘルパーの他、ショートステイ( 泊まりでの預かりサービス)等もありますが、福祉サービスの利用でかかる料金は全て合算して計算されます。
つまり、一般世帯であれば、平日毎日デイサービスやヘルパーを利用し、 月に数日ショートステイを利用したとしても、 かかる料金は月に4600円まで、となります。
事業所によっては、訪問サービスで自宅に来てもらうような場合、利用料とは別途に交通費などがかかる場合があります。
○福祉サービス利用費の申請について
これらはまとめて月に一度、お住まいの自治体の障害支援課や障害福祉課に高額給付費として申請します。
高額給付申請の際に合算されるものには、以下のものがあります。
- 障害福祉サービス
- 障害児(通所・入所)サービス
- 補装具
- 介護保険サービス
- 地域生活支援事業(移動支援・日中一時支援等)
まとめ
これら福祉サービスの事業所は、 地域によって数や質にかなりの差があります。
お住まいの地域によっては、 利用できる福祉サービスがほとんど無いという場合もあるかもしれ ません。
それでも、相談事業所があれば、そちらに利用したいサービスや、 お子さんの情報などを話しておきましょう。
福祉サービスの事業所は毎年新しいものも増えてきていますので、 相談事業所に相談しておくことで、 そういった情報も知らせてもらえますよ。
我が家でも、ヘルパーさんに散髪や入浴を頼んでいます。
入浴介護の負担や、髪を切るストレスから解放され、 だいぶ育児が楽になりますよ。
余談ですが、男の子で自宅での散髪には、吸引タイプのバリカンがおすすめです。
カットした髪が散らばらず、本体に吸い込んでまとめて捨てることができます。
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