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こんにちは、重度障害児の母、たんぽぽ母ちゃんです。
これまで何度かスヌーズレンに関する記事をあげてきましたが、
今回の記事では、障害児の感覚の特性と、
障害児の感覚特性とは〜スヌーズレンの作り方と考え方〜
◯障害児の感覚特性
自閉症などの発達に偏りのあるお子さんでは、
例えば、特定の音や光が苦手、触られるのが苦手などの「苦手」
またずっと何かを叩いたり引っ掻いたり、ものを噛むなど、
それはこの「感覚の偏り」が原因なのです。
感覚の偏りには、感覚が過敏になってしまう場合と、
また障害児の場合、
そして過敏性が強い場合は苦手な刺激を避けようとし、
- 感覚過敏→感覚回避を行う。刺激を避ける。
- 感覚鈍麻→感覚探求を行う。強い刺激を求める。
原因は中枢神経系の感覚処理の問題のようです。
過敏性が強い場合には、多動やパニック、
これは嫌な感覚がある時に、
感覚に偏りがある場合、常同行動（自己刺激行動）
〈常同行動の例〉
- 手をひらひらさせる
- 飛び跳ねる
- ぐるぐる回る
- うろうろ歩く
- 手をパチパチする
- 爪を噛む
- 頭を打ち付ける
- 身体をゆらす
これは不安を紛らわせる自己調整行動であったり、
本人は感覚を楽しんでいる場合も多いので無理にやめさせる必要は
こういった常同行動は、外部からの
つまり、本人にとって嫌な刺激を減らし、
◯スヌーズレンでの応用
感覚の偏り方はその子その子によって異なります。
スヌーズレンを作ろうと思う場合、
光や音に敏感なお子さんでは、
スヌーズレンでは様々な楽器を取り入れることも面白いのですが、
例えば、
スヌーズレンでは個別に特性を観察し、
•感覚の種類
刺激を排除する上で、感覚の種類を理解しておくことも大切です。
人の持つ感覚には以下のようなものがあります。（右側：
- 視覚…太陽光、テレビ、特定の色の組み合わせ人混みが苦手、＋
光の反射や回転するものをずっと見続ける - 聴覚…スピーカーの音、泣き声、突然の大きな音、騒々しい場所、
生活音など - 嗅覚…特定の匂いが苦手、＋なんでもかんでも匂いをかぐ
- 味覚…特定の味や食感が苦手、同じものを食べ続ける、
食材が混ざるのが苦手 - 触覚…触られることが苦手、服の縫い目や素材が気になる、
気に入ったものを触り続ける - 固有感覚…姿勢の維持ができない、力加減ができないなど
- 平衡感覚…ブランコや遊具、エレベーターなどが苦手
- 温度感覚…温かい、冷たいが苦手、
逆に温度が分からず衣類の調節ができない - 痛感覚…痛みに敏感、逆に怪我をしても気づかないなど
固有感覚は聞き慣れない言葉ですが、
固有感覚につまずきがあると、細かい動きが苦手だったり、
お子さんの不安要素、苦手な感覚を見極めるためには、
音や光に過敏性の強いお子さんであれば、
（個人的見解ですが、多くの障害を持ったお子さんは、
•スヌーズレンに取り入れる要素は
スヌーズレンでは、
苦手な刺激を減らしたら、
保育の世界では、「環境設定」が重要と言われます。
それは保育者がどう関わるかではなく、
スヌーズレンでも子どもの主体性を引き出すような環境設定も重要だと思います。
主体的な遊びや活動の先には子どもの気持ちの安定や様々な発達が
主体的な遊びを促すためには、お子さんが興味や関心を持ち、
要はお子さんの好きなものを用意してあげれば良いのです。
うちの子どもであれば、
また小さい頃には好きな音楽が常にかかっていないとダメな子ども
これらを踏まえると、うちの子の場合は、音や光などの過度な刺激の少ない状況で、
またうちの子は回るものや光るものが好きなので、
環境設定と言うと難しそうですが、
◯療育者や保育者のスヌーズレンでの関わり方
療育者や保育者としてはついあれこれ手や口を出してしまいたくな
例えば触覚が過敏ななお子さんにスライムや粘土などを与えた場合
療育であれば感覚に慣れていく訓練も必要ですが、
過敏性は発達とともに軽減されていく場合も多いですが、
スヌーズレン内では基本は嫌な刺激は与えないことです。
お子さんが好きな刺激を集め、保育者はそれを「どれにする？」「
実際に遊ぶかどうかは子ども次第です。
スヌーズレンでは大人も子どももリラックスできる、
まとめ
スヌーズレンはまだまだ認知度も低く、
スヌーズレンの基本は①お子さんがリラックスすることと、②
このポイントを忘れずにいれば、
後は普段からお子さんの感覚特性を観察し、苦手なもの、
そう考えると、
スヌーズレンにおすすめのアイテムはこちらの記事にも紹介してい
感覚過敏について詳しく勉強したい方は、こちらの本がおすすめです。
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