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北海道でのゴボウの育て方(袋栽培)

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こんにちは。たんぽぽ母ちゃんです。
 
北海道の道央地区で、趣味の家庭菜園をしています。
 
家庭菜園でゴボウを育ててみたいと思った場合、土起こしや収穫がネックになります。
 
ゴボウは地中深くへと伸びるため、最低60センチほどの深さまで良く耕しておく必要があります。
 
また収穫の際は、ゴボウは根がしっかり張るため引き抜こうとすると折れてしまうので、慎重に掘り起こす必要があります。
 
そのため、少量しか栽培しない家庭菜園では袋栽培がおすすめです。
 
袋栽培なら市販の培養土をそのまま使うだけで、収穫も袋を破けば簡単です。
 
今回は家庭菜園でも簡単にゴボウを栽培できる、北海道でのゴボウの袋栽培での育て方をご紹介します。

北海道でのゴボウの育て方(袋栽培)

栽培スケジュール
  • 5月上旬 土の準備
  • 5月中旬〜8月頃まで種まき可
  • 8月中旬〜収穫(短根種:約3ヶ月)
秋まきの場合、越冬させ春に収穫することも可能です。
 

①種まき時期

ゴボウは、北海道の場合は5月中旬頃から8月上旬くらいまでは種まきを行えます。
 
栽培期間は短根種100日程度なので、5月中旬に撒けばお盆明けの8月中旬頃には収穫できるでしょう。
 

②植える前の準備

◯土の準備

袋栽培の場合は市販の培養土で問題なく育ちます。
 
40リットルほどの袋を使うと高さもあり、良いゴボウが収穫できます。
 
袋はなるべく透明でないものを選びましょう。
袋栽培の袋
•袋栽培をするための準備
袋の下は切り抜いて地面と地続きにすると、根は良く張って元気に育ちます。
 
場所を移動させる可能性のある時は底は切り抜かず、そのままでも大丈夫です。
 
そのまま使う場合は袋の下部に千枚通しやハサミを使い、1センチ間隔くらいで水抜き穴を開けておきます。
 
また袋栽培は倒れやすくなるので、袋の中か外を囲うように四隅に支柱を立てておくと良いでしょう。
 

◯種の準備

ゴボウには、主に栽培期間150日、長さ80センチ以上になる長根種と、40センチ程度で栽培期間が約100日の短根種の2種類があります。
 
家庭菜園では袋栽培でも栽培しやすい短根種がおすすめです。
 
ゴボウの種はホームセンターなどでも簡単に購入できます。
 
おすすめ品種はサラダむすめです。柔らかい肉質で、サラダ以外でも美味しく食べられます。

③種の撒き方

  1. ゴボウの種は硬いので、一晩水に浸け吸水させておく。
  2. よく湿らせた土に指先で軽く撒き穴を付ける。(10センチ間隔、40リットルの土に10〜15本程度)
  3. 巻き穴に2、3粒ずつ種をまく。
  4. 5ミリほどごく薄く覆土し、軽く抑える(鎮圧)
  5. 発芽までは不織布をべたがけするか、土の表面が乾かないよう管理する。(※約1週間〜10日で発芽。)
  • 新しい培養土は水が染み込みにくいので、前日から水をかけてよく湿らせておくと良い。
  • ゴボウの種子は好光性のため、種まき用土やバーミキュライトで覆土すると発芽が揃いやすい。
新しい種であれば、水に浸さずに撒いてもそこまで発芽率は悪くないように感じました
 
家庭菜園の場合は間引きを少なくするために1箇所に一粒ずつ撒いても良いかもしれません。
ゴボウの発芽

④収穫までのお世話

◯水やり

ゴボウは加湿には弱いため、水のやりすぎには注意します。ただし袋栽培は用土が乾きやすいため、土の表面が乾いていたらたっぷり水をやるようにします。
 
特に夏場は土が乾きやすいため、毎日朝晩水をやっても良いくらいです。
 
春まきでは夏場が成長期に当たるため、水を切らさないように注意しましょう。
しおれたゴボウの袋栽培

◯追肥

種まきから1ヶ月たったら追肥を開始します。
 
一袋に一握りほどの肥料をばら撒き、土にしっかり混ぜ込みます。
 
ゴボウは多肥のほうが太く良く育つので、追肥はしっかりしたほうが良いでしょう。
 
また肥料が足らないと中心にスも入りやすくなってしまいます。
 
約2週間に一度のペースで追肥を行います。
 
固形肥料のかわりに1週間に一度、薄めた液肥を与えても良いでしょう。
 

⑤収穫時期

短根種の場合は種まきから約100日で収穫できます。
ごぼうの袋栽培
収穫期のゴボウは葉先は青々としていますが、時期を過ぎると硬くなったり筋っぽくなってしまうので注意します
 
5月中旬撒きであれば、8月中旬〜下旬頃には収穫できるでしょう。
 
また8月以降遅くに撒いた種の場合はスも入りにくいため、越冬させて来春に収穫することも可能です。
 
適時引き抜いて収穫し、残ったものは越冬させてみても良いでしょう。
 
袋栽培の収穫の場合は、袋を倒し、カッターなどで袋を割いて中身を掘り出します。
ゴボウの袋栽培、収穫袋栽培のゴボウ、収穫の様子
驚くほど簡単に収穫できるのでおすすめですよ。

◯ゴボウの保存

袋栽培のゴボウ、ひと袋分の成果
収穫したゴボウは土付きのまま、新聞紙に包んで冷蔵庫で保存します。
 

◯ゴボウの調理法

柔らかくて香り高いゴボウは和食には何でも合いますね。
 
きんぴらや煮物、和風サラダでも美味しくいただけます。
袋栽培のゴボウでごぼうサラダ
ゴボウは皮に香りが強く付いているので、包丁で擦るようにしてなるべく薄く皮を剥くとゴボウの香りがしっかり残りますよ。

まとめ

ゴボウは袋栽培なら比較的簡単に栽培できます。
 
一袋で10本以上採れるので、家庭菜園には充分かなと思います。
 
採れたてのゴボウは、袋栽培でもしっかりゴボウの香りが強く、水々しい美味しさです。
 
根菜類は収穫まで成果が見えない分、収穫の際のドキドキ感も楽しいですよね。
 
ぜひご家庭でゴボウの袋栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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