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障害児の預け先「デイサービス」ってどんな所?〜利用方法や利用時間、かかるお金は〜

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こんにちは。重度障害児の母、たんぽぽ母ちゃんです。
 
障害のあるお子さんを育てていらっしゃる方は、お子さんの預け先に困ることがありますよね。
 
そんな時に利用出来るのが、デイサービスです。
 
健常児であれば利用することもなく、聞き慣れない言葉なので、どんなものなのかイメージが付きませんよね。
 
今回はそんなデイサービスとはどんな所なのか、簡単に紹介していきます。

◯デイサービスとは

障害児の預かり保育や療育を行う福祉サービスです。
 
民間で運営している事業所(事業を行う場所:保育園や学童のようなイメージ)がほとんどで、その特色も多岐に渡ります。
 
  • 音楽療法を得意とする所
  • 運動療育を得意とする所
  • 図工など、作業療法(手先のリハビリ)を得意とする所
  • PTやOTなど、リハビリをメインにしている所
  • 保育園や学童に近い形の所(保育士在中)
  • 重度障害児向けに、入浴サービスのある所
  • 医療ケアのあるお子さん向けに、看護師在中の所
 
など、それぞれの事業所に特色がある事を覚えておきましょう。
 
0〜18歳まで利用でき、
 
未就学児の場合は児童発達支援
小学生以降は放課後等デイサービス
 
と名称が異なりますが、一般的にはまとめてデイサービスや児童デイ,放デイなどと呼ぶ事が多いです。
 
利用時間は、だいたい9時〜17時です。(夏休みや土曜日などは時間が短くなることも)
 
早朝や遅い時間の預かりをしている所は少ないので、長時間の利用は難しいかもしれません。
 
利用時間や土日祝の利用に関しては、事業所ごとに決まっているため、契約時に確認しましょう。

◯利用するメリットは

•保育園や学童に代わる預かり場所
保育園や学童に通うことが難しいお子さんでも、保育園や学童に通うのと変わらない生活ができます。
 
保護者もお子さんから離れる時間が出来るので、育児や介護の負担が軽減されるでしょう。
 
•送迎がある
デイサービスでは、送迎のサービスがある所がほとんどで、自宅への送り迎えの他、学校や幼稚園へのお迎えも行ってもらえます。
 
保護者に送迎の手間がかからないので、大変助かります。
 
•専門の知識のある職員が対応
デイサービスの職員は児童指導員と呼ばれます。
 
多くの事業所が、障害児への対応を専門的に勉強していますし、保育士理学療法士などの専門の職員を配置している場合も多いです。
 
一般の学童や保育園に通わせるよりも、障害に対して専門知識のある職員のほうが、対応に関しては安心できると思います。
 
•お子さんが日常的にリハビリ等を行える
デイサービスでは年に二回、保護者と面談を行い、お子さんに合わせたリハビリ等の発達支援の計画を立てます。
 
その子に合わせた療育を行なってくれますので、定期的に通うことで、お子さんの成長発達を促すことが出来るでしょう。
 
また、家庭と学校以外の環境に慣れることで、外部への適応力も付いてくるでしょう。

◯利用条件

デイサービスの利用のためには、通所受給者証を持っている必要があります。
 
軽度〜重度の障害を持つお子さんの場合、これまでに病院からの紹介や、地域の保健士等に相談し、発達支援センター等を利用されていると思います。
 
病院や保健師、発達支援センターからの紹介があれば、デイサービスを利用するための通所受給者証を申請できます。
 
申請は、お住まいの自治体の障害福祉課名称は異なる場合があります)の窓口で行います。
 
通所受給者証が申請できたら、個別にデイサービスの事業所と契約し、利用することになります。

◯利用にかかるお金は?

福祉サービスは、基本的に利用者の金銭的な負担は少なく利用できるようになっています。
 
保護者の収入によって、利用負担金は変わります。
 
例えば生活保護をもらっている世帯であれば、料金はかかりません
 
一度事業所に払わなければならない場合もありますが、役所に申請することで戻ってきます。
 
年収500万円ほどの一般世帯であれば、月に4600円ほどの負担ですみます。
 
また福祉サービスにはヘルパーやショートステイ(泊まりでの預かりサービス)等もありますが、福祉サービスの利用かかる料金は全て合算して計算されます。
 
つまり、一般世帯であれば、平日毎日デイサービスやヘルパーを利用し、月に数日ショートステイを利用したとしても、かかる料金は月に4600円まで、となります。
 

○福祉サービス利用費の申請について

これらはまとめて月に一度、お住まいの自治体の障害支援課や障害福祉課に高額給付費として申請します。
 
デイサービスなどの福祉サービスを利用しだすと、自宅に毎月申請用紙が送られてきますので、記入して福祉課まで持参するか、郵送で提出します。
 
その際は利用料を支払った領収書が必要になるので、忘れずに取って置きましょう。(もし紛失してしまった場合も、役所に言えば利用状況を調べて対応はしてもらえます。)
 
高額給付申請の際に合算されるものには、以下のものがあります。
  • 障害福祉サービス
  • 障害児(通所・入所)サービス
  • 補装具
  • 介護保険サービス
  • 地域生活支援事業(移動支援・日中一時支援等)

同じ月に複数のデイサービスやショートステイなどを利用し、それぞれに利用料を支払った場合、上限額を超えて支払った金額に関してはこの申請によって市から返還されます。(後日振込)

高額給付には補装具(靴やバギーなど)の作成にかかる費用についても、別途申請することができます。(申請した場合、一割負担で済みます。)料金の支払いをした月には、領収書を忘れずに取っておきましょう。

◯相談場所

実際にデイサービスを利用したいと思った場合には、相談事業所を利用すると良いでしょう。
 
相談事業所は、市町村などの自治体で運営しているものの他、デイサービスの事業所やその他の福祉サービス事業所内にも設置されている場合があります。
 
相談事業所に電話をするか出向き、お子さんの病状や障害の程度を伝えると、お子さんに合った地域のデイサービスをピックアップしてくれます
 
デイサービスとの取り次ぎも代行で行ってくれたり、見学の際には同行してくれたりと、サポートしてくれますよ。
 
また、新たに福祉サービスを利用したい場合にも、お子さんの情報を伝えてあると探してもらいやすくなるでしょう。
 

まとめ

デイサービスを利用することで、保護者の育児や介護の負担が減り、お子さんにとっても安心して過ごせる居場所となるでしょう。
 
障害児の場合は困りごとも多く、手を離す事を不安に感じるかもしれませんが、専門の職員に預かってもらうのなら安心ですよね。
 
デイサービスなどの福祉サービスを上手に利用し、いざという時のためにも保護者自身も一人で頑張りすぎず、頼れる場所を作るようにしていきましょう。
 
デイサービスについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
 
 
 
デイサービス以外の福祉サービスについては、こちらの記事で紹介しています。
 
 
 
 

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