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こんにちは、たんぽぽ母ちゃんです。
北海道の道央地区で趣味の家庭菜園をしています。
北海道のような雪国の場合、 家庭菜園は夏場の短い期間しか楽しむことができません。
寂しい冬場も野菜を育てられたらいいなと思いませんか?
そんな時は、室内で水耕栽培することをおすすめします。
今回は初心者向けに、 冬場の室内で水耕栽培を始める方法や必要な道具をご紹介します。
この記事の内容
水耕栽培に必要な道具と始めかた【水耕栽培初心者向け】
◯水耕栽培に必要な道具
水耕栽培に必要な道具は以下の通りです。
- バーミキュライト
- お好きな容器
- 食器用スポンジ
- 水耕栽培用液体肥料
バーミキュライトは種まき用です。
↑100均にも売っています。少量しか使わないので、 100均のもので十分かと思います。
バーミキュライトだと、 種まきから水耕栽培容器に移す時に根がするっと抜けるので便利で す。
水耕栽培に使う容器はコップや空き瓶、 ペットボトルを切って利用したものなどなんでもかまいません。
我が家では空き瓶にペットボトルの切り取った上部をかぶせたものや、セリアの蓋付き容器を加工して使っています。
スポンジは容器に茎を固定する用です。
メラニンスポンジだと締め付けが強すぎるので、 普通の食器用スポンジのほうが良いです。
これも100均で購入できます。
水耕栽培では土を使わずに出来て経済的ですが、 液体肥料だけは準備が必要です。
液体肥料は水耕栽培用ハイポニカを購入すると良いです。
そこまで高くなく、 少量の栽培であればかなり長く使えるので購入しておきましょう。
ちなみにホームセンターには水耕栽培用のハイポニカは置いていな いことも多いので、ネットでの購入が便利です。
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◯水耕栽培におすすめの植物
初心者の水耕栽培にはレタスやほうれん草などの葉物がおすすめで す。
室内での水耕栽培の場合、 どうしても日光不足で徒長しやすくなってしまいます。
そのため、背が高くなる植物は管理が大変です。
また水耕栽培で育つかどうかは野菜ごとに相性もあるので、 育ちやすい野菜と難しい野菜があります。
その中でも葉物は比較的育てやすいのでおすすめです。
おすすめの野菜は以下の通りです。
〈水耕栽培におすすめの葉物野菜〉
密集栽培向き(ベビーリーフ)
- リーフレタス
- ほうれん草
- 小松菜
- スイスチャード
単体栽培向き
- バジル
- 大葉
- サンチュ
葉物以外の他の野菜も気になる場合は以下の記事をご覧下さい。
◯種まき
種はバーミキュライトに撒きます。入れ物はなんでもかまいません。
我が家では鉢ではなくコップで発芽させてしまいますが、初期の栽培だけなので問題なく育ちます。
バーミキュライトを適度に全体がしっとりする程度に水をかけ、 湿らせます。
そこに種をパラパラとばら撒きます。
好光性の種の場合覆土は薄く被せるか、 バーミキュライトの場合は表面も乾きにくいので被せなくても大丈 夫です。
〈好光性の植物〉
- レタス
- 大葉
- 三つ葉
など
心配な場合はティッシュを表面にかぶせておくと良いです。
ティッシュは通常2枚重ねになっているので、 1枚にはがして使用します。( 発芽の時はティッシュを突き抜けて発芽してきます。)
嫌光性の場合は発芽までアルミホイルなどを被せておくと良いです 。
徒長の原因になるので、 発芽を確認したらアルミホイルはすぐに取り外します。
〈嫌光性の植物〉
- トマト
- ネギ
など
嫌光性・好光性の確認にはこちらの記事をご覧下さい。
◯水耕栽培容器の準備
水耕栽培容器とスポンジは移植の前に準備しておきましょう。
我が家ではセリアの蓋付き容器の蓋をカッターで切って穴を開けて 使っています。
この穴にスポンジで挟んで固定した植物を植えていきます。
スポンジは穴よりも少し大きめになるようにハサミで切り分けます 。
そして切り分けたスポンジの中心にさらに切り込みを入れれば準備 完了です。
移植直前には水耕栽培容器に水を張り、 液体肥料を溶かしておきます。
我が家の容器であればだいたい1リットル強入るので、 直接入れる場合は水耕栽培用ハイポニカA剤とB剤を2ccずつ入 れればOKです。
水耕栽培の溶液はまとめて他の容器に作っておくと注ぎ足しの時に 便利です。
◯水耕栽培容器に移植
種まきから発芽までは発芽適温を保ち、明るい窓辺で管理します。
発芽後は根元の茎の長さが1.5センチほどになるまで待ちます。
水分はまだ水だけで大丈夫ですが、 表面が乾くようなら適時水を足してやります。
茎が1.5センチほどに育ったら、 水耕栽培容器に移してやります。
〈水耕栽培容器への移し方〉
①バーミキュライトを洗う
バーミキュライトに水をたっぷり注ぐとバーミキュライトの粒がバ ラバラになり、根を外しやすくなります。
固まって取り出しにくい場合は串などで根を持ち上げるようにしてみてください。
根を切らないように気をつけながら引き抜きます。( 数本まとめて抜いたほうが千切れにくいです。)
根に付いたバーミキュライトを水で洗い落とし、 一本ずつにします。
②スポンジに挟む
スポンジの切れ目に茎を挟み、 水耕栽培容器の穴にはめていきます。
上部は葉が埋まらないギリギリに挟みます。
苗が徒長した場合もこの方法で問題なく育ちます。
容器に限りがある場合はこの時に間引き、 元気な苗を残してしてやると良いでしょう。
全て挟み終わったら根がしっかり溶液に浸かっているか確認します 。
足りなければ水を足して下さい。
あとはそのまま明るい窓辺に置き、溶液が減ったら注ぎ足していくだけです。
- 我が家のような容器でやる場合、
1箇所溶液の注ぎ足し穴を開けておくと水やりが便利です。 - 初期は根が短く、
水が減るとあっという間に枯れてしまうので注意しましょう。
◯水耕栽培容器の置き場所
葉物の場合は室内での水耕栽培だと比較的柔らかくそだちます。
基本的には日当たりの良い窓辺に置いてやりましょう。
南向きの朝日が当たる場所が最適です。
◯水耕栽培の注意事項
•徒長
室内での水耕栽培の場合、 日光不足でどうしてもひょろひょろと徒長してしまいます。
我が家でも徒長対策に、周囲に針金で支柱を立てたり、 窓枠ごと突っ張り棒を横に張って支えてみたりと色々工夫していま す。
徒長がひどい場合は基本的に若いうちに収穫してしまい、 また新しく種をまきなおしたほうが良いかもしれません。
•ハダニ
室内での水耕栽培の場合、ハダニの被害には注意が必要です。
ハダニは畑や外から他の植物を持ち込んで、 水耕栽培容器の側に置いたりすると移りやすいです。
ハダニに汁を吸われた葉は黄色い斑点が点々とでき始め、 そのうち枯れてしまいます。
葉裏を除くとゴミのような黒い粒(ハダニ) が付いていると思います。
初期であれば指で軽く擦ると取れるので、 見つけ次第葉から落としておきましょう。
ハダニはひどくなると蜘蛛の巣のように糸を出して巣を作ります。
室内での水耕栽培は葉物が多いため、 ハダニは特に注意すると良いでしょう。
蓋ごと取り外し、流しなどで害虫スプレーやニームスプレー、 薄めたお酢などをかけたり、 流水で葉を洗い流すだけでも効果があるのでやってみてください。
•藻の発生
長期間育てていると、容器内に緑の藻が発生してきます。
この藻自体は栽培に影響がないため、私はそのままにしています。
気になる場合は適時容器を洗って下さい。
栽培が終わったら、容器に水を張り、 蓋ごとハイターで漬けておくと簡単に綺麗になりますよ。
•うどんこ病
トマトなどは室内で栽培すると特にうどんこ病気にかかりやすくなります。
うどんこ病は、うどんの粉のように葉っぱに白いカビが生えます。
放置しているとどんどん広がり、そのうち枯れてしまいます。
対策としては換気をして風通しを良くします。
発生してしまった場合、上記のような症状がひどい葉は取り除き、他の葉は薄めた酢やうどんこ病用の薬剤などをスプレーで散布して予防します。
完全に防除することは難しいですが、広げないように努力しましょう。
まとめ
水耕栽培を始めてみると、 水だけで本当に簡単に植物が育つことが分かります。
葉物であれば場所も取らず、適時かきとって収穫できます。
我が家では冬場のサラダ用にリーフレタスやスイスチャード、 ほうれん草のベビーリーフを栽培しています。
小松菜も育ちすぎず、 柔らかい状態で収穫できるのでおすすめです。
何より、室内の水耕栽培では葉物に虫が付かず、 きれいな状態で収穫できるのが嬉しいです。
水耕栽培に興味を持った方は、水耕栽培用ハイポニカだけ準備し、 試しに葉物から始めてみてはいかがでしょうか?
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