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こんにちは。たんぽぽ母ちゃんです。
北海道の道央地区で、趣味の家庭菜園をしています。
今回は北海道でのブロッコリーの育て方をご紹介します。
北海道でのブロッコリーの育て方
栽培スケジュール
- 4月下旬 土起こし、堆肥、石灰散布、元肥
- 5月上旬〜植え付け
- 7月上旬〜収穫
①植え付け時期
ブロッコリーは冷涼な気候を好むので、 北海道の場合は5月上旬頃から植え付けを行えます。
秋まきの場合は、6月中旬頃から育苗を始め、8月中旬頃に植え付け、10月頃収穫となります。
ブロッコリーを自分で育苗する場合、双葉が出揃った頃は直射日光に弱いので、日中は日除けをするなどの対策をし、20度前後の気温を保つようにします。
②植える前の準備
◯土の準備
5月上旬頃、土を30センチほどの深さまで耕し、 堆肥を入れます。植え付けの1週間前に、有機石灰、 肥料を入れます。
1平方メートルあたりの目安
- 堆肥は20ℓ
- 有機石灰を3掴み(150g)
- 元肥として化成肥料や鶏糞を3つかみ(150g)
◯畝を立てる
畝の幅は60センチ、高さ20センチほどの畝を立て、 株間は40センチほどとりましょう。
◯苗の準備
ブロッコリーの育苗は、日差しの調整などが難しいため、 少量の場合は苗の購入をおすすめします。
植え付けの目安は、本葉が4、5枚出てきた頃です。
•ブロッコリーの品種
ブロッコリーは大きな頂花蕾を収穫するタイプの他、 小さな側花蕾を少しずつ収穫するスティックセニョールという品種 もあります。
スティックセニョールの側花蕾は長い茎ごと収穫するのですが、 茎も甘くてシャキシャキでとても美味しいです。
側花蕾は収穫すると次々新しい花蕾が上がってくるので、 頂花蕾を収穫するタイプに比べて、少量を長く収穫できるため、 家庭菜園では人気の品種です。
初めてブロッコリーを育てるのであれば、 スティックセニョールをお勧めします。
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③ブロッコリーの植え方
- 水を張ったバケツに苗を入れ、
1時間ほどしっかり吸水させておきます。 - 植え穴を掘り、たっぷりと水を染み込ませます。
- ポットから外し、根鉢を崩さず植え付けます。(
根鉢が3分の一ほど出るくらい浅植えにします。) - 土を寄せ、軽く押さえます。
- 苗が小さく弱い場合は仮支柱を立て、麻紐で誘引します。
- もう一度しっかり水をやります。
- 浅植えにすると根張りが良くなる。
- ブロッコリーは害虫が付きやすいので、
植え付け後は防虫ネットをトンネルがけしておく。
ネットをかけない場合、こまめに虫採りをする必要があります。
何もせずに放っておくと、いつの間にか鳥や虫に葉を丸坊主にされてしまうこともあるので気をつけましょう。
④収穫までのお世話
◯水やり
降雨のみで問題なく育ちます。
晴天が続く場合は、土が乾いたらたっぷり水をやりましょう。
◯追肥
植え付けから1ヶ月たったら追肥を開始します。
一株に一握りほどの肥料をばら撒き、土にしっかり混ぜ込みます。
葉先の下まで根が張ってくるので、 葉先の下あたりに施肥して下さい。
ブロッコリーの茎が細いうちは、 安定させるために株元に土をよせてやりましょう。
約2週間に一度のペースで追肥と土寄せを行います。
⑤収穫時期
ブロッコリーは定植してから約2ヶ月で収穫が始まります。
植え付け後一ヶ月程度で花蕾が見え始め、
2ヶ月目には収穫できるサイズに成長します。
2ヶ月目には収穫できるサイズに成長します。
5月上旬に植え付けた場合、7月頃から収穫できるでしょう。
収穫は、ハサミやナイフを使って切り取ります。
頂花蕾のタイプでも、 頂花蕾を切り取った後に脇芽を育てると収穫が何度か楽しめます。
花蕾を切り取った後には忘れず追肥をするようにしましょう。
また切り取った花蕾はすぐに茹でることで甘味が落ちにくくなりますよ。
待ちすぎると蕾が開いてしまい味も落ちてしまうので、遅れずに収穫するようにしましょう。
◯花蕾の色
気温が寒い時期に付いた花蕾では、 色が紫色になることがあります。
これはアントシアニンによるものなので、 食べても問題ありません。
寒い時期に採れたブロッコリーは甘みも凝縮されていて、 とっても美味しいですよ。
◯ブロッコリーのプランター栽培
ブロッコリーは、プランターでも栽培することは可能です。
一株に15リットル以上の土の容量があると、 根が良く育つでしょう。
◯ブロッコリーの調理法
ブロッコリーを茹でる時は、 我が家では塩を少し入れてお湯を沸かし、 お湯から1分半~2分ほど茹でザルにあげます。
軽くパリパリとした歯応えが残るくらいで、 そのまま食べても美味しいです。
頂花蕾のみのタイプでは、茎も食べます。
茎は皮が硬いので、包丁でざっくり皮を落とします。
芯を4当分くらいに切ってから、蕾より30秒ほど長く茹でます。
甘みがあって美味しいですよ。
湯がいたブロッコリーは、 スープやグラタンなど何にでも使えます。
すぐに使わない場合は水気をよく切ってからジップロックで冷凍し ておきましょう。(解凍すると柔らかくなりやすいので、1分半程度で 硬めに茹でておくと良いです。)
我が家はブロッコリー卵サラダをかけたものが好きで、 よく作ります。
少し味を変えたい場合は、梅好みやカツオ節、 醤油などと和えるとさっぱり食べられるのでおすすめですよ。
まとめ
ブロッコリーは冷涼な気候を好むので、 北海道では育てやすい作物です。
ただアオムシなどの害虫はかなり付きやすいので、 防虫ネットは必ずかけたほうが良いでしょう。
トンネルには、 長めのダンポール(グラスファイバーポール)を使うと好きな畝幅に調節できて便利ですよ。ダンポールはホームセンターなどで一本100円程度で購入できます。
少量の栽培の場合は、防虫ネットは100均のものでも足りるでしょう。
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採れたて新鮮なブロッコリーは甘くてシャキシャキ、 市販のものとは比べ物にならない美味しさです。
茎ブロッコリーなら少しずつ収穫して、 毎日の食卓に美味しいブロッコリーを添えられます。
ぜひ一度、 採れたてのブロッコリーの美味しさを味わってみてください。
きっと毎年家庭菜園の定番になりますよ!
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