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こんにちは。重度障害児の母、たんぽぽ母ちゃんです。
「養護学校のPTAって、どんな事をしているの?」
「どうやって役員を決めて、何回くらい学校に行かないといけないの?」
そんな疑問をお持ちの方に、今回は養護学校のPTAについてご紹介したいと思います。
この記事の内容
養護学校のPTA活動
PTAって?
PTAとは、Parent(親)、Teacher(先生)、 Association(会、組織)の略です。
子ども達のすこやかな成長のために、親と先生だけでなく、家庭、 学校、 地域社会がお互いに協力しあってさまざまな活動を行う組織のこと です。
PTAの活動
- 学校行事や学校祭などのイベントの運営や手伝い
- 学校やPTAの広報活動
- 研修会等の開催
などが、主な活動内容となっています。
PTAの構成
PTAは主に、会長、副会長、書記や会計、庶務などの役員の他、 各学年から学年役員を毎年選出します。
役職名や人数は学校によって異なります。
養護学校の主なPTA活動
うちの学校の場合を例に挙げると、学年から選出された役員は、 まず担当の役職、グループに分かれます。
例えば、
- 広報を担当としたグループ(広報誌の作成)
- 学校祭などのイベントを企画、運営するグループ
- 勉強会、研修会を企画、運営するグループ
といった具合です。
そしてそのグループごとに、与えられた仕事を適時集まり、 進めていくことになります。
◯定期集会
また、 月に一回ほどのペースで役員全員が集まる定期集会もあります。
グループごとの仕事の進行具合を確認したり、 学年ごとの様子などを報告します。
PTA会費から割り振った、予算の使い道に関する承認なども、 役員が代表して行います。
○役員の選出方法
学年委員に関しては、学年ごとに毎年話し合い、誰が役員をするのかを決めます。
学級懇談や茶話会などがある場合は同時に話し合う場合もあるでしょうが、最近ではLINEで学年ごとにグループを作っている事も多いため、LINE上で決めてしまうことも多いでしょう。
基本的に挙手制で、やりたい場合は何回やってもかまいません。
決まらない場合は、暗黙のルールとして、基本的にはまだやっていない人がやるという感覚になっているようです。
筆者の場合のPTA役員体験談
筆者は小学部二年生の1年間、学年役員を経験しました。
内容は学校祭の催し物の企画と準備でした。
学校祭は夏休みに入ってすぐだったのですが、 その前の2ヶ月ほどは週に何回か学校まで出向いて準備をしたり、 買い出しに行ったりと、かなり忙しくしていました。
それが終わると定期集会以外の仕事はほとんどなかったです。
その他の仕事(必ずやるものではない)は、 学年の茶話会の取りまとめや、 退職される先生へのプレゼント決めなどでした。
PTAの課題
PTA活動は保護者の負担になる場合も多く、以下のような現状があります。
○活動の規模と保護者や教員への負担
PTAでお祭りなどの大きなイベントを行うようになると、 人手を多く必要とします。
PTA役員は毎年入れ替わりですから、 仕事の引き継ぎ等の負担もあります。
また、学校の先生方にもかなり協力してもらっています。
お子さんのためにとやればやるほど、 保護者や先生方への負担が増えてしまうのです。
○役員選出の難しさ
うちの学校では、 学年から毎年2人の役員を出さないとならないため、 学年の人数が例えば6人だと、 小学校の6年間で2回は役員をやらなければいけないことになりま す。
つまり、 学年の人数が少ないほどPTA役員が回ってくる回数が増える、 ということになります。
働くお母さん方にとってはPTA役員は何度も仕事を休まなければ ならず、結構負担になると思います。
PTA活動は本来、お子さんやお母さん達のため、 より良い学校生活を送ることが目的です。
PTAは任意加入ではあるのですが、なかなか「私は入りません」 とはいかないのが現状です。
現在では働くお母さん方も増えてきていますから、 どこかでPTAのあり方を見直す必要があるのかな、 とも思います。
まとめ
PTAが主体となって行うイベントでは、子供たちが本当に楽しめるものや、毎年楽しみにしているものも多いです。
しかし、年々働く母親が増え、毎年引き継いできたものが保護者にとって負担になってしまう場合も多いです。
もちろん、役員として顔を合わせることで、保護者同士の交流の場になったり、PTA活動を通して達成感を感じることもできます。
なかなか引き継いできたものは変えられない現状ですが、お子さんのためと思って、役員をやることになった年は、割り切って楽しんでしまうのがいいのかなと思います。
ちなみに、高学年で役員になると、重要な役職を任せられる場合もありますので、それが嫌な場合は低学年のうちに済ませてしまう方がいいかもしれません。
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