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こんにちは。たんぽぽ母ちゃんです。
北海道の道央地区で、趣味の家庭菜園をしています。
今回は北海道でのスナップえんどうの育て方をご紹介します。
北海道でのスナップえんどうの育て方
栽培スケジュール
- 4月上旬 土起こし、堆肥、石灰散布、元肥、種まき(ポット)
- 4月下旬〜植え付け
- 6月中旬〜収穫
①植え付け時期
スナップえんどうは、本州だと秋に植え春に収穫しますが、 寒さが厳しい北海道の場合は春に植えつけます。
北海道ではスナップえんどうは4月下旬頃から植え付けを行えます 。
スナップえんどうは寒さに強く、 15度から20度の冷涼な気候を好みます。
低温(4〜10度ほど)に当たることで花芽分化し、 花を沢山つけることから、北海道ではまだ寒さの残る4月下旬〜 5月中旬頃に植え付けると良いでしょう。
ちなみに、北海道では二毛作を楽しんでいる方もいます。
二度まきする場合には直まきで7月頃に撒くと、秋頃には再び収穫を楽しむことができます。
春よりも花数が少なくなることが予想されますが、試してみても良いでしょう。
ただし、スナップえんどうは連作できないので、蒔く場所には注意します。
②植える前の準備
◯土の準備
4月中旬頃、土を20センチほどの深さまで耕し、 堆肥を入れます。植え付けの1週間前に、有機石灰、 肥料を入れます。
1平方メートルあたりの目安
- 堆肥は20ℓ
- 有機石灰を5握り(200g)
- 元肥として化成肥料や鶏糞を2握り(100g)
◯畝を立てる
スナップえんどうは加湿に弱いので、少し高めの畝を作り、 水捌けをよくします。
一条植えであれば畝はば50センチ、 高さは15センチの畝をたてます。
株間は30センチほどとりましょう。
つるあり品種の場合、支柱を直立式か合掌式でたて、 ネットを張っておくと良いでしょう。
◯苗の準備
•つるありとつるなし
スナップえんどうには、 つるが2メートルほどに伸びるつるあり品種と、 草丈50センチほどのつるなし品種があります。
つるありの場合は収穫期が長く、
お好みで選びましょう。 筆者は沢山採れるつるあり品種をおすすめします。
•種まきについて
スナップえんどうの発芽温度は20度ほどなので、 まだ寒い北海道の場合はポットに撒き、 室内で発芽させたほうが確実でしょう。
5月中旬を過ぎれば、直播きでも問題なく発芽します。
早く撒きすぎた場合は、 地温がしっかり上がらないと発芽できないので、 発芽まで1ヶ月ほどかかる場合もあります。
水をやりすぎると豆が腐ってしまうので、 はじめにたっぷり水をあげたら、 発芽まで水をやる必要はありません。
ポット撒きの場合の手順
- ポットの土にたっぷりと水をやります。
- 一つのポットに3、4粒を撒き、1センチほど土を被せます。(
撒いた後は水をやらない) - 発芽までは水をやりすぎないようにします。
- 発芽まで室内で管理し、1週間ほどで発芽したら、
生育の良いものを残して間引きをし、2本立ちとします。 - 草丈10センチの頃に植え付けをします。
- 種まき後は豆が腐るので水をやりすぎない。
- 幼苗のうちに低温に当てるため、早めに定植する。
直播きの場合の手順
- 撒き床にたっぷりと水をやります。
- 株間を30センチほどとり、一箇所に3、4粒を撒き、2センチほど土を被せます。
- 発芽までは水はやらなくて大丈夫です。
- 芽が出揃ったら、生育の良いものを残して間引きをし、
2本立ちとします。
- 豆類は鳥に食べられる事があるので、
発芽まで不織布をベタがけしておくと安心です。
③ポット苗の植え方
- 植え穴を掘り、たっぷりと水を染み込ませます。
- ポットから外し、根鉢を崩さず植え付けます。
- 土を寄せ、軽く押さえます。
- もう一度しっかり水をやります。
- つるあり品種の場合、初めからネットを張っておくと良い。
- つるなし品種でも意外とつるが伸びるので、
支柱等があったほうが良い。
④収穫までのお世話
◯水やり
降雨のみで問題なく育ちます。
晴天が続く場合は、土が乾いたらたっぷり水をやりましょう。
◯追肥
春撒きのスナップえんどうは、以下の時期に3回追肥を行います。
- 開花後
- 収穫最盛期
- 前回の追肥から1ヶ月後
追肥の量は1平方メートルあたりに固形肥料を軽く一握り( 30g)程度で大丈夫です。
スナップえんどうの綺麗な白い花(6月)↓↓
- スナップえんどうなど豆科の野菜の場合、
肥料のやりすぎはつるぼけといって、 葉ばかり茂って実が付かない状態の原因になるので注意しましょう 。
⑤収穫時期
スナップえんどうは、 北海道では7月上旬頃から収穫が始まります。
◯スナップえんどうの収穫目安
スナップえんどうは、さやが十分に膨らみ、 さやがまだ緑色の時に収穫します。
厚み1センチ程度を目安にすると良いです。
収穫時はハサミを使って切り取ると良いでしょう。
◯スナップえんどうのプランター栽培
スナップえんどうは、プランターでも栽培することは可能です。
プランターは土が25リットル以上入るものを選び、 つるが伸びられるよう、支柱やネットで誘引してやりましょう。
プランター栽培にはコンパクトに栽培出来るつるなし品種の方がお すすめです。
◯スナップえんどうの調理法
スナップえんどうは、 なんと言っても採れたてを塩茹でで食べるのが1番です。
採れたてのスナップえんどうは、甘味があってシャキシャキで、 最高に美味しいですよ。
•スナップえんどうの塩茹での仕方
- サヤの前後に筋があるので、ヘタの部分を折り取りながら、
筋を取ります。(うまく取れない場合は下からも取れます) - 少なめのお湯を沸かし、塩を入れます。(
少ししょっぱいと感じるくらい) - しっかり沸いたら、スナップえんどうを入れ、
1分ほど茹でザルにあけます。
そのままでも美味しいですが、 お好みでマヨネーズをつけても美味しいです。
うちでは、これがおつまみの定番になっています。( 横から子どもに食べられることも)
まとめ
採れたてのスナップえんどうの味を知ってしまうと、 毎年作らずにはいられません。
豆からの栽培はお子さんと一緒に行っても楽しいでしょう。
北海道では栽培期間が短いので、手軽に栽培できますよ。
注意としては、えんどうは連作障害が出やすいため、 同じ場所での栽培は避け、一度栽培したら3〜 4年ほど空けるようにしましょう。
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