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こんにちは、絵本作家のしょうじあいかです。
クラファンは残り2週間となり、 ありがたいことに支援者さまの人数は100名を超えました。
あらためて、応援・ ご支援いただいたみなさまには感謝申し上げます。
何度もお伝えしてきてはいますが、今回のクラファンには「 障害のある子たちや家族が少しでも生きやすい社会に」 という裏の思いがあります。
そのためにも、多くの方に見ていただくこと、 活動に目をとめていただくことが大切だと思っています。
金額についてはすでに十分ではあるのですが、 余剰資金は今後の絵本配布費用として、 大切に使用させていただきます。
引き続き、みなさまからも、 身近な方々への拡散にご協力いただけますとうれしいです。
さて、本日は、すでにご存じの方もいるかもしれませんが、 わたしが作った「ぼくのにぃに」 という絵本を紹介したいと思います。
■わが家をモデルにした「ぼくのにぃに」
「ぼくのにぃに」は、障害や偏見を考える絵本として作りました。
登場人物や物語はフィクションですが、 わが家をモデルにしています。
クラファンの活動の原点の想いと同じように、
『障害のある子もその家族も、みんなが笑顔で生きられる社会』
への願いを込めて、作った絵本です。
〈あらすじ〉
主人公のともくんには、重い障害をもったお兄ちゃんがいます。
ともくんにとって、にぃには障害者ではなく、ただのにぃに。 うまれたときから当たり前に一緒にいる、普通のきょうだいです。
しかし、ともくんが大きくなるにつれて、 他の人からの偏見に触れるようになります。
「にぃには、かわいそうなの?」
「きもちわるいの?」
そんな偏見にゆらぐともくんに、ある日、兄は「フツウ」 じゃないと感じる出来事が起きます……。
作中では、葛藤を乗り越えたともくんの心の成長と、 これからも続いていく日常を描いています。
■「ぼくのにぃに」で広めたい思い
「ぼくのにぃに」は、きょうだい児の純粋な視点、 偏見のない視点を知ってほしいという思いでつくりました。
わたし自身、「障害児はかわいそう」といった偏見があり、 下の子たちの純粋な視点にハッと気付かされ、救われてきました。
偏見は、なかなか自分で気づくことができません。
でも、「かわいそう」などのちょっとした偏見の言葉が、 当事者や家族を傷つけることもあると知ってほしかったのです。
まずは多くの人が、「知る」こと、 寄り添うことから始めていけば、 社会は少しずつ変わっていくと思います。
絵本「ぼくのにぃに」をきっかけに、 障害を抱えた子どもやきょうだい、 家族への理解が広がっていけばいいなと思っています。
子どもたちが、生きやすい未来のために。
■「ぼくのにぃに」、ぜひ読み聞かせ動画をご覧ください
「ぼくのにぃに」は、 YouTubeで読み聞かせ動画を公開しています。 絵本のモデルとなった、きょうだい児の娘本人が、 読み聞かせをしてくれています。
必要な方の手に届くよう絵本として販売もしていますが、 まずはこの動画が、多くの方に広まればいいなと思っています。
まだ見ていないという方は、 よろしければこの機会に見ていただけるとうれしいです。
また、クラファンとあわせて、 動画のほうもシェアしていただけると大変うれしいです。
▼「ぼくのにぃに」読み聞かせ動画
■絵本を通して障害理解を広めていきたい
クラファンでは主に障害児向けの絵本について紹介していますが、 こうした『障害理解のための絵本』を作っていくことも、 わたしの使命と思っています。
クラファン後に始動予定の「絵本屋だっこ」としても、 絵本を通した障害理解を広めるのための取り組みを、 これから考えていきます。
すでに1冊、車イスの女の子が主人公の絵本を、 イラストレーターのkidsnacoさんという方と一緒に制作中 です。
「ゆめちゃんのいえで」は、わたしが脚本を提供し、 インクルーシブなイラストを描かれているイラストレーターのki dsnacoさんに挿絵をお願いしました。
こちらも、ゆめちゃんの純粋でまっすぐな視点から、 障害の捉え方を考え直すような絵本になればと思っています。
発売は3月中旬以降を予定していますので、 ぜひ楽しみにお待ちください。
▼作品詳細は絵本屋だっこから!!
こうした今後の取り組みや作品も含め、 みなさまにはこれからも活動を見守っていただけますと大変うれし いです。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
しょうじあいか
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